朝は、水分補給が必要な時間帯ですね。寝起きの身体は、水分が不足しているため、まずは水を飲むことが大切です。
そのあとは、朝食とともに、もしくは朝食の代わりに何かしら飲みものを飲んでいる方が多いのではないでしょうか。
何気なく飲んでいるその朝の1杯が、一日を台無しにしているかも知れません。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、気持ちの良い一日をスタートさせるために、朝は避けたい飲みものをご紹介します。
■朝は避けて!NG飲み物3つ
(1)冷凍食材で作ったスムージー
手軽に野菜やフルーツがとれるスムージー。朝食のかわりにスムージーを習慣にしている方も多いかも知れませんね。
スムージーは、栄養の吸収もよく朝食の代わりに最適ではあるのですが、冷たすぎるのはNGです。
冷凍の野菜やフルーツを、そのまま使って作ったスムージーは、かなり冷たい飲みものです。朝は一日の中で一番体温の低い時間帯ですから、冷たいものを胃に入れるとさらに身体が冷えてしまい、スムーズなお通じを妨げる要因にもなってしまいます。
スムージーを飲むのであれば冷たすぎる食材は避け、常温のスムージーを飲みましょう。
(2)甘い飲みもの
朝食の代わりに甘い飲みものでお腹を満たす方も多いかも知れませんね。
朝の胃は空っぽのため、とても吸収が良い状態です。そのような状態に過度に甘いものを胃に入れると、糖の吸収が良すぎて、血糖値を急上昇させることになってしまいます。
血糖値が急上昇すると、身体は血液中の糖をエネルギーとして利用しますが、余った糖は脂肪細胞に脂肪として取り込まれてしまいます。
また、血糖値を下げようと一生懸命に頑張った結果、血糖値が下がり過ぎてしまいダルさや眠気を引き起こしてしまうことも。
朝、目覚めは悪くないのに、すぐに疲れを感じる方は、朝の飲みものや朝食に糖質が多すぎないか見直してみましょう。
(3)カフェインの多い栄養ドリンク
目覚めが悪かったり、朝から疲れていたりして「今日は調子が出ない」という朝に、栄養ドリンクを飲む方もいらっしゃるかと思います。
栄養ドリンクにはいろいろな種類があり、中にはよいものもあるのですが、カフェインが多く含まれているものもあります。
朝の空っぽの胃に多量にカフェインが入ると、胃の不調を引き起こすこともあります。また、栄養ドリンクの中には、糖分が多く含まれているものもあるので注意が必要です。
今日も一日頑張ろう!という気持ちは大切ですが、刺激の強い飲みもので一時的に身体を刺激するのではなく、ハーブティーなど香りのよいもので目覚めをサポートするようにしましょう。
なんだか調子が出ない、と感じている方は、気持ちの良い一日のため朝の飲みものを見直してみるのもよいかも知れませんね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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