全身に日焼け止めをしっかり塗ったつもりでいたのに、なぜか部分的に日焼けしてしまった、高SPF値の日焼け止めを使ったのにうっすら日焼けしてしまったという経験はありませんか? もしかするとそれは、日焼け止めの「塗り方」が原因かもしれません。今回はコスメコンシェルジュの筆者が日焼け止めの正しい使い方と塗り方、メイクの上から重ねてもナチュラルな印象をキープしながらUVカットできる、日焼け止めパウダーをご紹介します。
■顔は「スキンケアの最後・メイクの前」に
せっかくの日焼け止めを、より効果的に使用するための基本的な注意点をご存知でしょうか? 顔は、スキンケアの仕上げとして日焼け止めを使用してください。後から保湿アイテムを重ねると効果が半減してしまうので、注意してくださいね。また最近では、 朝のスキンケアで保湿アイテムを重ねすぎて、化粧崩れしやすくなっている方も多いようです。ファンデーションの前の下地に、SPF値、PA値の高いアイテムを選ぶと重ねるアイテムが少なくなり、ヨレにくくなります。筆者が執筆した高機能UV下地の記事をぜひご参照ください。
■「塗り残し」を避けるポイントは?
耳やうなじ、腕の後ろや洋服で隠れる部分の境目は、一般的に塗り残しの多い部分です。重ね塗りによって塗り残し、塗りムラを避けることができます。手の届きにくい部分には、スプレータイプの日焼け止めを使用するのもオススメです。
■「日焼け止めの適量」ってどのくらい?
大体の人がSPF値・PA値の効果を得られていない!?
日焼け止めのSPF値やPA値は「肌1㎠あたり2mgずつ」という、たっぷりめの量を使用した場合の表記です。一般的には、その3割程度しか使用していないという人が多いといわれていますから、十分なUVカット効果が得られにくいことは明らか。
最大限に効果を発揮する日焼け止めの塗り方って?
環境省では最大限に効果を高める塗り方として「顔への2度塗り」をすすめています。メイク崩れが気になる方は、頬などの一番紫外線が当たりやすいポイントを中心に二度塗りすればよいでしょう。ボディの場合は、容器を直接肌につけるようにして日焼け止めをのせ、指全体でラセンを描くように広げると、ムラなく塗れてオススメです。
■塗り直しは2~3時間おきに
今年は、汗や水で流れないタイプの日焼け止めも多く発売されていますが、ハンカチやタオルで汗をおさえるなど、ちょっとした刺激でも落ちてしまうこともあるので、2~3時間ごとの塗り直しは忘れず行いましょう。メイクの上から日焼け止めスプレーなどを使用する方も多いと思いますが、美しい状態をキープするなら、軽い使用感&ルーセントタイプのUVパウダーを重ねるのがオススメです。
■軽やかな使用感のルーセントUVパウダー
ナチュラルホワイトニング ミネラルパウダー サンスクリーン/MiMC
白浮きせず、肌になじむルーセントタイプのパウダー。何度重ねても軽やかな仕上がりをかなえられ、ポンポンチークの要領ではたけるのでアウトドアのおともにぴったり! クリアホワイトとピュアベージュの全2色。SPF50/PA+++。
(税抜価格6,300円 ※春夏限定)
UVフェイスパウダー/Koh Gen Do
紫外線吸収剤不使用ながら、「SPF50+/PA++++」を実現! 紫外線防止効果は最上級クラスですが、しっとりサラサラの軽い着け心地で塗り直しても重たくならず、化粧直し用のパウダーにも◎。ソフトベージュ、ナチュラルベージュ、ベビーピンクの全3色。
(10g 税抜価格3,400円 ※限定)
ミネラルUVパウダー/エトヴォス
ミネラルと美容成分でできたノンケミカル処方のパウダーながら、波長の長いロングUVA波やブルーライトもカットする強力な紫外線防止効果が美容ライターの間でも話題! 塗り直しをしても重くならないので、こちらもアウトドアのお供に◎。
(5g 税抜価格2,800円 ※2016年限定モデル)
いかがでしたか? 正しい使い方を守って、紫外線からしっかりと肌を守りましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ 斎藤明子)
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【参考】
※小西さやか・櫻井直樹著(2015)『すっぴんもメイク後のきれいな人の習慣 効果が変わる「化粧品」の使い方』(青春出版社)
※スキンケアナビ – 花王
※紫外線環境保健マニュアル2015 – 環境省
※ナチュラルホワイトニングミネラルパウダー サンスクリーン – MiMC
※UVフェイスパウダー – Koh Gen Do
※ミネラルUVパウダー – エトヴォス