夏に旬を迎える「ししとう」は、実は美肌効果が期待できる食材です。“お浸し”にする以外にも、簡単で美味しい食べ方があるのをご存知でしょうか?
ベジ活アドバイザーの筆者が、美肌効果を高める、ししとうのレシピをご紹介します。
■ししとうの栄養素
ししとうはピーマンと同じく唐辛子の一種であり、栄養価もピーマンとほぼ同じといわれています。
すぐれた抗酸化作用をもつ「ビタミンC」や「β‐カロテン(ビタミンA)」、「ビタミンE」が豊富なため、美肌効果が期待できます。
さらに、抗糖化に役立つ「ビタミンB6」や、腸内環境を整える「食物繊維」も含まれています。
とくに旬の季節は美味しさが増すため、夏に摂るべき野菜の一つといえるでしょう。
■美肌効果を高める「ししとうのレシピ」2つ
(1)ししとうの豚肉巻き
皮膚や筋肉をつくる「タンパク質」を一緒に摂れる、美肌に役立つレシピです。
豚肉はしゃぶしゃぶ用を使い、肩ロース肉などの脂肪が少ないものを選ぶと、巻きやすくてヘルシーです。豚肉には“疲労回復のビタミン”と呼ばれる「ビタミンB1」が豊富なため、夏バテ予防にもなりますよ。
お弁当のおかずや作り置きにもぴったり。油を使わずトースターで焼き上げた、簡単レシピです。
材料(2人分)
・ししとう 10本
・豚肉 4〜5枚(しゃぶしゃぶ用)
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)ししとうは洗って水気を切ります。そのまま加熱をすると破裂する恐れがあるので、つまようじで1〜2か所刺しておきます。
ししとうの種は食べられますが、気になる場合は縦半分に切って、種を取り出しましょう。
(2)(1)に豚肉を巻き、塩、コショウをふります。
(3)アルミホイルに(2)をのせ、オーブントースターでしっかり火が通るまで加熱したら完成です。フライパンで加熱調理することもできます。
(2)ししとうの味噌炒め
ししとうに含まれている、高い抗酸化作用をもつ「β‐カロテン」は、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
また、ししとうには腸内の善玉菌を増やす「食物繊維」が含まれています。同じく腸内環境を整える「発酵食品」である味噌や、「オリゴ糖」を含むはちみつと一緒に摂ることで、腸活効果も期待できますね。
しっかりとした味付けなので、ご飯と一緒に食べるだけでなく、そうめんやうどんのトッピングにもおすすめです。
材料(2人分)
・ししとう 10本
・ゴマ油 適宜
A
・味噌 小さじ2分の1
・はちみつ 小さじ4分の1
・醤油 小さじ4分の1
・みりん 小さじ4分の1
作り方
(1)ししとうは洗って水気を切り、縦半分に切って種をとります。
(2)Aの材料全てをよく混ぜ合わせます。
(3)ゴマ油を敷いたフライパンで(1)を炒め、(2)を絡めたら完成です。
美肌効果を高める、ししとうのレシピをご紹介しました。簡単にできるものばかりですので、このぜひお試しください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※ししとう – カロリーSlism
※[ししとう]とうがらしの仲間でも一味違う!?栄養や料理法 – カゴメ
※ししとう – JA全農ちば
※「糖化」を防いで老化を防ぐ!(PDF) – アリナミン製薬
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット
※たんぱく質(プロテイン) – わかさ生活
※ビタミンB1 – わかさ生活
※オリゴ糖 – わかさ生活