肌の乾燥を感じる季節。保水力のカギといえる“バリア機能”が低下した40・50代の肌には、「化粧水」が大きな味方となってくれます。
ですが、使い方を間違うと、うるおいを逃す原因になってしまう場合があります。
肌育美容家の筆者が、化粧水の基本の使い方と、もっと肌がうるおう応用法をご紹介します。
️■化粧水の基本の使い方
化粧水には、肌に柔軟性や水分を与える重要な役割があります。
毎日使うからこそ、どんどん使い方がおろそかになってしまうこともありますよね。ですが、40・50代の肌に“テキトウ”は通用しません。
化粧水の使い方は知っているという方も、再度確認してみましょう。
化粧水の適量を守る
化粧水の使う量を間違ってはいませんか? 気をつけたいのは、1回の使用量です。
一般的な化粧水の使用量の目安は、500円玉大といわれています。それ以上の量を重ね塗りしても、外側から肌に与えた水分は時間と共に蒸発してしまいます。
反対に、化粧水の量が少なすぎても保湿感は得られません。顔全体に行き渡らず、目元や口元などの凹凸があるパーツにきちんと塗れていないことも。
化粧水の使用量はコットンを使う場合も同じなので、自分が使っている化粧水の推奨量を確認してみてください。
顔の細かい範囲にも指先できちんとなじませる
スキンケアの際に見落としがちなのが、目頭と鼻の間、目尻の三角ゾーン、小鼻の下や人中などの狭い範囲。
パパッと化粧水をつけていると、このような細かい部分まで塗れていないことが多いです。
乾燥による小ジワが目立つ部分なので、きちんと指先でなじませましょう。コットンなら、二つ折りにして使うと良いでしょう。
最後に、両手で包み込むようにハンドプレスをして終了。“丁寧に行う”ことを心がけてください。
■冬の乾燥対策はコレ!化粧水の使い方:応用編
朝・晩の保湿に加え、冬の乾燥対策には化粧水を応用することをおすすめします。筆者が行っている「プラスケア」を2つご紹介します。
(1)ローションパックで乾燥対策
帰宅後、鼻先や頬の高い位置がピリッと乾燥するような感じを覚えたら、すぐに対策を。
コットンに化粧水をヒタヒタに染み込ませて2枚に割き、乾燥している部分に貼り付けます。3分ほど置いてからパッティングしたら、レスキューケアの終了。
時間があれば朝・晩もしっかりローションパックを行うと、しっとり肌が持続します。
(2)目的別で化粧水を使い分ける
乾燥する季節は、肌のバリア機能を高める「セラミド」が配合された化粧水や、「ヒアルロン酸」が配合された高保湿タイプの化粧水がおすすめです。
また、外出時には、メイクの上から追い保湿ができるスプレータイプを携帯すると良いでしょう。
肌の保水力を高めるためには、水分を角質層内に留めることが大切です。毎日、丁寧に化粧水を使って、乾燥を感じない冬を過ごしてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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