「豆乳」は、美容や健康に役立つことで知られていますよね。
管理栄養士の筆者が、更年期におすすめ&やみつきになる豆乳の摂り方をご紹介します。
■豆乳が更年期におすすめな理由
女性ホルモンには、肌を美しく保つ働きや、骨から「カルシウム」が溶け出すのを防ぐ働きがあります。
加齢とともにその女性ホルモンの分泌が少なくなると、肌のコンディションが悪くなったり、骨の健康に不安を抱いたりする場合があります。
豆乳には、「大豆イソフラボン」が含まれています。女性ホルモンと化学構造が似ていることから、女性ホルモンの不足する働きを補ってくれるため、更年期の不調に役立つといわれています。
■豆乳の飽きない&美味しいレシピ2選
(1)酒粕豆乳スープ
酒粕には、「食物繊維」や「アミノ酸」「ビタミンB群」など、さまざま栄養成分が含まれています。便通改善や代謝UP効果が期待できるため、つやプラ世代のダイエットに役立つでしょう。
酒粕と豆乳は味の相性も良く、スープで身体が温まるため、ぜひ寒い季節に試してみてください。
材料(2人分)
・しめじ 1/2袋
・人参 1/2本
・大根 2~3cm分
・豆腐 1/6丁
・酒粕 20g
・無調整豆乳 200ml
・だし汁 200ml
・味噌 小さじ2
・醤油 小さじ1/2
作り方
(1)大根・人参は皮をむいていちょう切りにし、しめじは食べやすいようにさいておきます。
(2)豆腐は、さいの目に切っておきましょう。
(3)鍋にだし汁と(1)を入れて加熱し、具材が柔らかくなるまで煮ます。具材に火が通ったら、酒粕・味噌を加えて溶かします。
(4)(3)に(2)と豆乳を加え、醤油で味を整えたら完成です。
(2)豆乳おしるこ
寒い時期に食べたくなるおしるこは、豆乳と組み合わせるとマイルドな味わいに仕上がります。
あんこも大豆由来の栄養素や「イソフラボン」を摂取できる食材ですので、豆乳との組み合わせは◎。
また、豆乳には「サポニン」や「レシチン」といった肥満予防効果が期待できる成分も含まれています。甘いおしるこは太ると心配する方も、豆乳おしるこにすれば安心して食べられるでしょう。
ゆずの皮をトッピングすれば、エイジングケア効果が高い「ビタミンC」を摂取できます。ゆずの香りも楽しめる、大人のおしるこに仕上がりますよ。
材料(1人分)
・あんこ(こし餡orつぶ餡でも可) 大さじ1~2
・無調整豆乳 150ml
・切りもち 1個
作り方
(1)切りもちを焦げ目が付く程度まで焼きます。
(2)鍋にあんこと豆乳を入れて、あんこを溶かしながら加熱します。
(3)豆乳とあんこが温まったら、お皿にうつし、切りもちをのせて完成です。
「豆乳」には大豆イソフラボンが豊富に含まれているため、更年期女性は特に意識して摂りたい食材です。
豆乳が苦手だという方も、ご紹介したレシピは豆乳の風味をそこまで感じない食べ方ですので、ぜひ試してみてください。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※女性なら知っておきたい大豆イソフラボンの効果とは? – ニチモウバイオティックス
※豆乳の栄養成分 – 日本豆乳協会