りんごの美味しい季節になりましたね。
りんごは、栄養価が高く、健康に役立つフルーツとして知られていますが、実はダイエットにも効果的!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、りんごの痩せる食べ方をご紹介します。
■りんごのダイエットをサポートするうれしい働き3つ
(1)ヤセ菌を増やす
りんごに多く含まれるペクチンは、善玉菌のエサとなります。
なかでも、りんごを食べることで増えるビフィズス菌は、水溶性食物繊維を発酵分解する際に短鎖脂肪酸を産生します。
短鎖脂肪酸には、脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑える、交感神経を刺激して脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出すなど、総合的な肥満の抑制作用が期待できます。
そのため、りんごを食べることで、同じものを食べても太りにくいヤセ体質作りのサポートになります。
(2)糖の吸収を穏やかに
りんごに含まれる水溶性食物繊維には、糖の吸収を穏やかにする働きもあります。
りんごを食前に食べることで、程よい満腹感が得られて、食べすぎの予防になるだけでなく、のちに食べたものの糖の吸収も穏やかになります。一石二鳥ですね。
(3)脂質の吸収を穏やかに
りんごの皮にはポリフェノールが含まれています。
りんごポリフェノールには脂質の吸収を穏やかにする効果が期待されていますから、ダイエットのためにりんごを食べるのであれば、皮ごと食べるのが正解です!
■痩せるりんごの食べ方2つ
(1)皮ごとすりおろす
りんごポリフェノールは、りんごの皮の部分に多く含まれています。
皮は固く、よく噛んだ程度では消化されにくいため、よく洗ったりんごを皮ごとすりおろすかミキサーにかけて食べるのがおすすめです。
(2)加熱する
りんごは、そのまま食べても美味しいのですが、切ってから時間が経つと茶色く変色してしまいます。
作り置きにおすすめなのが、加熱したりんごです。カサも減って食べやすく、冷蔵庫で保存もできます。
りんごは、水分が多いため、食べやすい大きさにカットしたりんごを鍋に入れ、蓋をして弱火で30分程度煮込むだけで、砂糖もワインも使わずに美味しい煮込みりんごが出来上がります。
食べる直前にシナモンをかけたり、ヨーグルトに入れたりしてもよいですね。
今が旬のりんご。身近で毎日食べやすいフルーツですから、この冬は毎日りんごを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※リンゴ摂取による血液中の中性脂肪減少、ビタミンC増加、腸内細菌叢改善 – 農研機構
※りんごの効用 – 青森りんごTS導入協議会
※脂質代謝制御(内臓脂肪軽減等) – 青森県りんご対策協議会