季節の変わり目は、天候の激しい変化や寒暖差により、関節痛や頭痛、めまいや耳鳴り、食欲不振など、いわゆる「気象病」に悩まされている人も多いかもしれません。
そんな筆者も頭痛持ちのため、スマホアプリの気圧による頭痛天気図が手放せません。さらに周りの友人たちは口々に「股関節周辺が痛む」と言っています。このように天候によって不調をきたすのは、ある程度仕方がないとしても、やはり自力で改善させるのが得策です。そこで今回は、頭痛も改善させてしまう股関節ストレッチをご紹介します。
■ゆるやかに股関節をほぐしてリラックス
股関節や鼠径部の可動域が狭くなると、骨盤の歪みから生理不順、冷え性、むくみといった辛い症状が出やすくなります。また、骨盤は体の中心であり、体を支える体幹の筋肉とつながっているため、この部分が硬くなっていたり、歪んでいると全身の歪みへとつながります。その結果、頭痛や肩コリ、腰痛といったさらに不快な症状が現れることも。とてもシンプルな動きなので、自分の体を観察するのに適しています。ぜひ、寝る前などの習慣にしてみて下さい。
効果
下半身の疲れ、冷え、むくみ、股関節の柔軟性アップ
注意する点
痛みを感じるほどやりすぎないこと。
実践回数&期間
毎週4回×3週間トライしてみて下さい。
やり方
1.仰向けになり両膝を胸の方へと引き寄せます。この時お尻が浮きすぎないように、吐く息とともにおへそで腰を床に沈めるように意識しましょう。
2. それぞれの膝頭を掴み、内側から外側にゆっくり8回まわします。
3.反対側も同様に動作しましょう。まわしにくい向きを8回動作して、内側、外側のバランスを取りましょう。
ゆっくりと大きな円を描きながら、関節に溜まった毒素を流してみてください。毒素が流れれば、新鮮な血液も全身に流れ渡り体も温まり、リラックスしてきます。ぜひ、寝る前に実践してみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
【関連記事】
・40代から鍛えるべき筋肉って?部位別おすすめトレーニング
・むくみ顔スッキリ!全身引き締め「もも裏ストレッチ」
・筋肉の衰えがオバ体型を招く!スキマ時間でできる筋トレ3つ
・ヒールが映える脚になれる!5分で全身に効く「美脚エクサ」