毎年暑さが厳しくなるほどに、食欲が減退してバテてしまうという方は多いのではないでしょうか。この夏は、元気が出る「アジア飯」で乗り切りませんか？
各種のスパイスや野菜が、暑さに負けないパワーのもとになってくれます。時短で簡単に作れるレシピをご紹介します。
■アジア飯に欠かせないスパイス
カレーに欠かせないターメリックは、漢方で言うところのウコン、クローブは丁子（ちょうじ）といったように、アジア飯に使われるスパイスは、漢方で使われているものばかりです。
スパイスを多用するアジア飯は、夏の身体の調子を整える最高のパワーフードなのです。
■「揚げ茄子のインド式混ぜご飯」のレシピ
じっくりと素揚げした茄子の甘みが、スパイシーなご飯によく合う、食の進む一品です。
材料（4人分）
・ご飯 600g
・ターメリック 大さじ1/2
・バター 大さじ1
・塩 適宜
・茄子 2～3本
・にんにくのみじん切り 小さじ1
・万能ねぎの小口切り 適宜
・クミンシード 小さじ1/2
・サラダ油 大さじ1
・揚げ油 適量
（A）
・コリアンダーパウダー 小さじ1
・チリペッパー 小さじ1/2
・ターメリック 小さじ1/2
・塩 小さじ1/2
作り方
1.ご飯、ターメリック、バター、塩をすべて混ぜ合わせ、ターメリックライスを作ります。残りご飯を使う際は、電子レンジでほかほかに温めておいてください。
2.茄子はヘタを切り落とし、縦4つ割りにしたら3cmの長さに切り、180℃に熱した油で揚げます。
3.（A）の食材をすべて混ぜ合わせておきます。
4.2の油を切って（A）をまぶします。
5.フライパンに油を熱し、クミンシードとにんにくのみじん切りを香りが出るまで炒めます。
6.ターメリックライスに4と5を混ぜ合わせ、万能ねぎの小口切りを散らして完成です。
■「バーイチャー」のレシピ
カンボジアの炒飯「バーイチャー」。トマトの酸味と卵のまろやかさがお米にからまった、とっても美味しい米料理です。
材料（4人分）
・ご飯 500g
・卵 3個
・玉ねぎ 1/2個
・トマト 1個
・にんにく 2片
・フィッシュソース（ナンプラーでも） 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・塩、こしょう 適宜
・サラダ油 大さじ2
作り方
1.玉ねぎ、にんにくはみじん切りに、トマトはひと口大に切っておきます。
2.フライパンでサラダ油大さじ1を熱し、割りほぐした卵を流し入れ、炒り卵を作り皿に取り出しておきます。
3.同じフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、にんにくを炒めます。香りが立ってきたら、玉ねぎも炒めます。
4.3の玉ねぎが透き通ってきたら、ご飯を加えてよく炒め合わせます。
5.さらにトマトを入れて炒め、フィッシュソース、砂糖、塩、こしょうを加えて味付けします。
6.5に2を加えて、さっと混ぜれば完成です。
■「台湾そぼろ丼」のレシピ
台湾の屋台で人気のそぼろ丼。中国の代表的なミックススパイスで五香粉が香る、風味豊かな丼です。
材料（4人分）
・豚ひき肉 400g
・玉ねぎ 1個
・しいたけ 4枚
・生姜 ひとかけ
・にんにく ひとかけ
・半熟卵 4個
・パクチー 適量
・万能ねぎの小口切り 適量
・ご飯 600g
・鶏がらスープのもと 小さじ1
・五香粉 小さじ1
・ごま油 小さじ1
（A）
・砂糖 大さじ1
・醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・オイスターソース 大さじ1
・水 100cc
作り方
1.玉ねぎ、しいたけ、生姜、にんにくはそれぞれみじん切りにし、パクチーはざく切りにしておきます。
2.（A）をすべて混ぜ合わせておきます。
3.フライパンでごま油を熱し、生姜とにんにくを炒めて香りが立ったら、玉ねぎとしいたけを加えてさらに炒めます。
4.3に豚ひき肉、鶏がらスープのもと、五香粉を加えて炒めます。
5.4に2を加えて、煮汁が半分になるまで炒め煮します。
6.ご飯に5をのせ、半分に切った半熟卵とパクチー、万能ねぎをあしらって完成です。
暑い季節こそ、時短料理でしっかり食べたいもの。夏の厳しい日差しにも負けずに、ハツラツと毎日を過ごしてくださいね。
（ウエルネス＆ビューティーライター ユウコ）
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