暑い日が続き、汗をかいているのに身体はむくんでいる。食欲がないのに、なぜか痩せない。なんかぽっちゃりしている気がする……。
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、そんな夏太りのお悩みを改善する簡単エクササイズをご紹介します。
■夏太りの原因は大きく分けて3つ
1)運動不足
暑いと、外に出て運動するのが億劫ですよね。運動量が低下すると、基礎代謝量の低下→太りやすい身体と負のスパイラルに陥ってしまいます。
体幹を鍛えることで、基礎代謝アップ→痩せやすい身体と良い循環が生まれます。
2)栄養の偏りによる摂取カロリーオーバー
暑いからと言って、ビールや清涼飲料水など、糖質入りの水分を摂取しすぎると、栄養が偏ってしまいます。
また、そうめんやアイスクリームなど喉ごしのよいものばかり食べていると、摂取カロリーオーバーになってしまいます。
3)水分の過剰摂取によるむくみ
夏は水分を摂取する機会が増えますよね。とはいえ、水分の過剰摂取はむくみの原因に。
身体の水分は下半身に滞るので、足首の関節を柔軟に動かすことにより、滞った水分を排出しやすい状態へ導きます。
水分を摂るときは、清涼飲料水では糖分の過剰摂取を招いてしまう可能性があります。スポーツドリンクを薄めて飲むと、電解質も補給できるのでおすすめ。
ただし、過剰な水分制限は、熱中症や水分不足に伴う筋肉の痙攣を招くので、極端な水分制限は禁物です。身体は60%~65%の水分です。身体に入れる水分の質を意識することが夏太りの予防にもつながります。
夏の運動で気をつけたいポイント
暑い中の運動は、熱中症の危険性が高まります。屋外だけでなく、室内でも同様に起こるので要注意。エクササイズは、多少涼しくなる早朝もしくは夜に行うことをおすすめします。
また、暑い時期は水分不足が原因で筋肉が痙攣をおこしやすいので、運動前と運動後のストレッチを十分に行い、身体の水分の巡りを助けてください。
■体幹を鍛えるエクササイズ
やり方
1)床にうつ伏せになります。
2)息を吸って吐きながら、肘とつま先で身体を床からアップします。
3)身体が一直線になるように10秒キープ。
4)身体を床につけて、再度アップ。これを5回行います。
■むくみ解消ケア法
やり方
1)仰向けに寝ます。
2)片脚のももに両手を添えて、支えます。もう一方の脚はリラックスさせてください。
3)内廻し、外廻しを10回程度行います。反対側も同様に行います。
ポイント:ゆっくりと大きな円をかくように足首を廻してください。
体幹を鍛えるエクササイズと、足首廻しのむくみケアで、夏太りを解消しましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子)
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