10年前の自分の写真を見た時に、「顔全体の長さ」「鼻から口までの距離」「眉から目までの距離」に変化を感じた方はいらっしゃると思います。それは、表情筋の衰えが原因と考えられます。
表情筋を正しく鍛えてお顔がタテにスッキリすると、ぐっと若々しい印象に変わります。今回は、顔の老け見え対策の顔ヨガをご紹介します
■若見えのために重要なこととは?
意外と思われるかもしれませんが、若見えに重要なことはシミや小ジワよりも「パーツの間隔」です。顔のパーツの距離が開くと全体的に下がり、輪郭もぼやけるため、老け見えが加速していきます。
「眉と目の距離が長い(まぶたが目にかぶっている)+鼻の下が長い=老け見え」となるのに対し、「眉と目の距離が短く(目がしっかり開いている)+鼻と唇の距離が短い=若見え」となります。
■鍛えるべき顔の筋肉とは?
(1)口輪筋(こうりんきん)
全表情筋の7割が口輪筋から派生しているため、口周りの筋肉を一番に鍛えることがカギとなります。
鼻の下が短くなり、元気な印象になりますよ。
(2)舌筋(ぜっきん)
舌の力が弱ることで舌が口の中で落ち込んでしまい、あご下がモッタリしてしまいます。
舌筋を鍛えると輪郭がシャープになります。
(3)眼輪筋(がんりんきん)
目周りの筋肉が弱ると、まぶたの下垂や目の下のたるみの原因となります。
■老け見え対策顔ヨガ2つ
(1)チューくださいのポーズ
(1)口をチューの形にすぼめ、唇の真ん中に丸い円ができるように口角の両側をしっかりすぼめます。そして、あごを上げ、目を閉じます。口角の両側をすぼめる力が弱っている方は、写真のように指でサポートしましょう。
(2)鼻呼吸しながら、10秒キープを2回ほど行います。
(2)おいしい顔のポーズ
(1)目線を少し上にして、口角を上げて笑います。
(2)口の片端から舌を出し、舌先で小鼻を舐めるようにくるんと上げましょう。このとき、口角が下がらないように気をつけてください。
(3)下唇を舌の裏で舐めるようにして反対側まで移動させ、反対側の小鼻を舐めるようにくるんと巻きます。左右に3往復を1セットとし、1〜2回行いましょう。
ご紹介した顔ヨガは、「口角アップ」「滑舌をよくする」「綺麗な笑顔になる」「唇の縦ジワや乾燥の防止」「口元の締まりを良くする」など、たくさんの嬉しい効果があります。ぜひ試してみてくださいね。
(ヨガインストラクター 千葉ゆか
高津文美子式フェイシャルヨガインストラクター、顔つぼセラピスト。二児の母。お子様連れOKなヨガ×顔ヨガクラス「nicomum-yoga&facial yoga」主宰。)
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