「こまめなストレス発散は大切」「ストレスを溜めないようにしましょう」と、よく聞きますが、忙しい毎日を過ごしているとストレスを発散させることはなかなかむずかしいですよね。
しかし、ストレスはさまざまな不調を招くことがあるので、できれば少しずつでも発散させておきたいものです。
国際薬膳調理師の筆者が、オフィスでもできるストレスケアを3つご紹介します。
■オフィスでもできるストレスケア3つ
(1)イライラした時は、香りの良い飲み物を
薬膳のベースである中国伝統医学(中医学)では、イライラしている時には香りの良いものを摂取すると良いとされています。イライラするのは「気」という生命エネルギーの巡りが滞り、その滞っている部分から熱が発生するためです。
ですので、気の巡りを良くすることがイライラ緩和のキーワードになります。普段はオフィスでお水やコーヒーをよく飲むという場合でも、イライラを感じる時には香りの良い飲み物に変えましょう。
筆者のおすすめの飲み物は、「ジャスミン茶」です。コンビニでも買える手軽さが嬉しいですよね。
そのほかには、「ミントティー」もおすすめです。ミントにはイライラした心を落ち着かせる作用と気の巡りを良くする働きが期待できますので、ティーパックをオフィスの引き出しに忍ばせておくと良いでしょう。
(2)身体を伸ばす
なぜ身体を伸ばすと良いかというと、気の巡りを調整している肝(かん)という臓腑が伸びやかなことを好む性質だからです。
ストレスを感じると、身体や心が緊張して気持ちや身体が縮こまってしまう感じがありませんか? その緊張した状態がつづくことで気の巡りが悪くなり、ため息が出やすくなってしまうといわれています。
ストレスを感じた時は、身体をおもいきり伸ばすことを心がけてみてください。特に、脇を伸ばすと気の巡りが良くなるといわれていますので、ティータイムやトイレ休憩で席を立った時には脇を伸ばすことを意識してみてください。
(3)柑橘系のスプレーを味方につける
イライラした時には香りで気の巡りを良くすることが有効とお伝えしましたが、香りのなかでも、「オレンジ」「グレープフルーツ」「柚子」などの柑橘系の香りがおすすめです。柑橘系の香りには、気の巡りを良くする働きが期待できますよ。
オフィスでとり入れやすい方法は、柑橘系の香りのスプレーをシュッとハンカチに吹きかけると良いでしょう。香りを楽しむことで、呼吸も整えることができます。
筆者もイライラしたり気分が憂うつな時には、この方法をとり入れていますが、このアイテムがあることで安心し、お守りのような存在です。「これがあれば大丈夫!」というアイテムがあると心強いですので、お気に入りのスプレーを1つ持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
ストレスをためてしまうと、体調不良や気持ちが揺らぐ原因になりやすいです。イライラしているなと感じたら、こまめに発散しようという意識を持ってみることが大切です。その1つの方法として、今回ご紹介した方法をとり入れてみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ)
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