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秋の体と肌に嬉しい!美味しく不調ケアできる簡単レシピ3つ

国際薬膳調理師
倉口ゆうみ

最近は気温が下がり、過ごしやすい季節ですね。美味しいものがたくさん出回るシーズンですが、秋は「山芋」を食べるといいということはご存知でしたか?

山芋

薬膳のプロである筆者が、この季節に山芋がおすすめな理由と簡単で美味しいレシピを3つご紹介します。

■秋は不調が出やすい季節!?

秋は肌が乾燥し、なんだか身体が疲れるという不調を感じませんか?

実はこの季節は、夏に汗をたくさんかいたため体内に必要な水分が足りなくなっています。そのため、秋口になると空咳・便秘・肌の乾燥などの不調を感じやすくなってしまいます。

また、汗をかくと生命エネルギーである「気(き)」が減ってしまい、だるさや疲労感が出やすくなってしまいます。

■山芋にはどんな効能が?

山芋には以下の効能が期待できます。

・胃の働きを高める

・滋養強壮(じようきょうそう)の働きにすぐれている

・肌をうるおす

山芋の効能をみると、秋の不調をケアしてくれる効果がたくさんあります。山芋は1年中おすすめな食材ですが、特に秋におすすめしたい食材です。

■「山芋を使った簡単レシピ」3選

(1)山芋と鶏肉の炒め物

材料(作りやすい分量)

・山芋 1/4本

・鶏肉 100g

・ごま油 適量

A

・酒 大1

・みりん 大1

・しょうゆ 大1 /2

・砂糖 少々

作り方

(1)山芋を輪切りに、鶏肉は一口大に切っておきます。

(2)熱したフライパンにごま油を引いて鶏肉に焦げ目がつくまで焼き、お皿にとり出します。

(3)山芋も焦げ目がつくまで焼き、とり出しておいた鶏肉とAの調味料を入れて味をからめれば完成です。

薬膳メモ

山芋も鶏肉も「気」をおぎなう作用と、胃の働きを高める作用にすぐれています。一緒に食べることで効果アップを狙います。

(2)山芋の梅ごま和え

材料(作りやすい分量)

・山芋 1/4本

・梅 1個

・すりおろし生姜(チューブでもOK) 少々

・のり 1枚

・白ごま お好みの量

作り方

(1)山芋を短冊切りにします。梅は細かく刻んで、生姜はすりおろしておきます。

(2)切った山芋と梅、生姜を和えます。白ごまをたっぷりかけて最後にのりをのせて完成です。お好みでお酢、しょうゆを少し入れても美味しいです。

薬膳メモ

山芋の効能をアップさせるなら、生食がおすすめです。白ごまをあわせることで、身体にうるおいを与える組み合わせになります。梅を入れることで疲労回復の効果も期待できます。

(3)山芋のグラタン

材料(作りやすい分量)

・山芋 1/2本

・ベーコン 55g

・たまねぎ 1/2個

・塩コショウ 少々

・とろけるチーズ 2枚

・パン粉 少々

作り方

(1)山芋を角切りにし、ベーコンも1cm幅に切ります。たまねぎは薄く切ります。

(2)耐熱皿に(1)の材料を入れ、塩コショウで味を整えます。

(3)(2)にとろけるチーズと、パン粉をのせて焼き目がつくまでオーブンで焼いたら完成です。

薬膳メモ

山芋と同じく身体にうるおいを与えてくれるチーズがプラスされ、さらに効果アップを狙います。温め効果があるたまねぎがプラスされることで、ほっこりする一品になります。

山芋は調理の幅が広く、肌と身体にもとてもいい食材です。ぜひ、秋の食卓に山芋料理を一品そえてみてください。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ)

 

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