「家庭用スチーマー」を、クリスマス前に購入しようと検討している人がいらっしゃるでしょう。すでに自宅にあるという人も多いと思われます。
しかし、いつの間にか使わなくなっていたり、使い方が自己流になっていたりということも。それでは効果が半減するばかりか、肌トラブルにつながることもあります。
メーカーによって使い方が多少異なる部分もありますが、家庭用スチーマーの基本的な使い方や注意点を、美容家の筆者がお伝えします。
■スチーマーの役割と効果
スチーマーのそもそもの役割をご存知でしょうか。
「保湿」というイメージが強いと思いますが、皮膚温を上げて血行を促進する効果も期待できます。そのため、くすみ、クマ、むくみなどにアプローチすることができます。また、毛穴を開く役割もあります。
■スチーマーの使用時間や距離に注意
皮膚温を上げるので、炎症ニキビ、日焼け、赤み、かゆみ、キズのある人は、悪化の可能性があるので注意が必要です。肌が敏感になっている人は使用を控えましょう。また、皮膚がもともと薄い、赤みが出やすい、肌がかなり乾燥しているといった人は、コンディションを見ながら時間や距離の調整をしましょう。
また、スチーマーを使用したあとは、必ず保湿をしてください。スチーマーで蒸気が肌につき、肌の表面の角質層がうるおった感じがしても、保湿をしなければ水分は蒸散して乾燥を招きます。
■効果がUPするスチーマーの使い方
温かい蒸気によって毛穴が開き、汚れが浮き出やすくなるので、クレンジング時にスチーマーを使用することがおすすめです。毛穴がつまって汚れがたまりやすい人は実践してみてくださいね。
また、酵素入りの洗顔料や角質ケア剤は、酵素に熱が加わることで効果が上がりやすくなります。血液循環が悪くくすみやクマが気になる人は、オイルなどを使ってマッサージをする時に使用するのもおすすめです。
ただし、長時間の使用や摩擦には十分気をつけましょう。最後に必ず冷タオルなどで皮膚温度を下げ、クールダウンをしましょう。その後の保湿も忘れずに行ってくださいね。
いかがでしたか? スチーマーを持っている人はぜひ、肌のコンディションに合わせて活用してくださいね。持っていない人は、ホットタオルやお風呂場の蒸気を使って代用することも可能です。
大事なことは、自分の肌状態に合わせて使うことです。スチーマーは効果的なものですが、赤みやかゆみ、炎症がある時はさけ、使ったあとのクールダウンや保湿を忘れないようにしてください。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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