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実は美容に嬉しい栄養の宝庫!果物の皮の栄養&取り入れ方

インナービューティー料理研究家
國塩亜矢子

ビタミンやミネラルたっぷりのフルーツは、美容と健康に欠かせない食材です。やさしい自然の甘みには、心もお腹も満たされます。

いつもは捨ててしまうフルーツの皮部分にも、実は美容に嬉しい栄養がぎゅっと詰まっています。

旬の果物の皮パワーと取り入れ方

インナービューティー料理研究家が、身近なフルーツの皮の栄養と活用法をご紹介します。

■身近なフルーツの皮の栄養と活用法

みかん

柑橘類のなかでも、すぐに食べることができて「ビタミンC」たっぷりのみかんは冬に欠かせない果物ですよね。漢方の世界では乾燥させたみかんの皮が「陳皮」と呼ばれ、リラックスや胃腸のケア、体調管理などに幅広く活用されています

茹でてから乾燥させ細かくした皮を、手作り調味料としてとり入れてみてください。さわやかな香りは料理や焼菓子のアクセントにもぴったりです。

乾燥させず、そのまま入浴剤がわりにすることもおすすめです。

レモン

年中手に入りやすいレモンですが、国産レモンの旬はです。

コラーゲンの生成やシミ予防などの美肌作りに嬉しい「ビタミンC」たっぷりのレモンは、よく洗ってから皮ごとはちみつ漬けにしてシロップにしてみてください。レモネードにしたり、ヨーグルトソースとして楽しめます。すりおろした皮は、お菓子作りやドレッシングにも活用できます。

くし切りにしたレモンの果汁をキュッと絞る際は、皮を下にして皮を果汁が伝うようにするのがおすすめです。より、香り高い果汁を楽しめますよ。

ぶどう・ブルーベリー

秋冬においしいぶどうは、皮が赤や紫色のものは皮部分に抗酸化作用の高い「ポリフェノール」が豊富です。細胞の老化を促進させる活性酸素の働きを抑える抗酸化物質は、エイジングケアに欠かせません。

皮ごと食べられるものはそのまま食べ、少し硬い皮もスムージーの材料に入れたり、細かくしてオリーブオイルやバター、赤ワインと合わせれば肉料理のソースとしておいしく楽しめます。

りんご

「食物繊維」や「ビタミンC」などの栄養が豊富なりんごは、皮部分にこそ栄養が豊富に含まれているんです。

特に「アントシアニン」と呼ばれる抗酸化力の高いポリフェノールの一種が皮部分にぎゅっと詰まっています。リンゴを食べる際は、よく洗って皮ごと頂きましょう。

生のままでもおいしいですし、キャラメリゼなど加熱調理をしても甘みが増してまた違った美味しさを楽しめます。

いかがでしたか? おいしい果物の皮を捨てるなんてもったいないです。皮ごとおいしくいただいて、身体の中からキレイを磨きましょう。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子
「楽しく正しく食べてカラダの中からキレイに健康に」をモットーに、インナービューティーを軸としたコラム執筆やレシピ開発等を通じ女性のライフステージごとに関わる「食×美」の大切さを幅広く発信中。二児の母。)

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店

※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部

※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店

※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ

※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ

※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店

※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ

※田中敬一・原田都夫・ 間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識:ガン・心臓病・脳卒中・認知症を寄せつけない 知られざる果物の機能性』誠文堂新光社

※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社

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