友人やパートナーとの外食も楽しいけれど、ホームパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。しかし、おもてなしのメニューを考えると、頭を悩ませてしまうものですよね。
そんなお悩みを薬膳のプロが解決します! 今回は、見た目も華やかで身体にいい「簡単オーブン料理」をご紹介します。
■疲れた胃と身体には「イモ類」と「鶏肉」を
胃の調子がよくないと身体が栄養をつくりにくくなるので、元気が出なかったり体調を崩しやすくなってしまいます。
疲れた胃のケアに適している食材が、「イモ類」「鶏肉」「玉ねぎ」です。それぞれを組み合わせることで、さらに効果アップが期待できます。
■鶏肉とじゃがいもを使ったハーブのオーブン焼き
材料(3〜4人分)
・鶏肉 100g
・玉ねぎ 1個
・じゃがいも 2個
・ハーブ お好きな分(今回はスティッキオを使っています。)
・オリーブオイル 大2
・塩、コショウ 適量
下準備
鶏肉に塩をもみこみ一晩寝かせ、使う直前に鶏肉を水で洗い流しキッチンペーパーでふきます。
こうすることで肉が柔らかくなり美味しくなりますが、時間がない時はこの工程を省いてもOKです。
作り方
(1)オーブンを180度の余熱で温めておきます。鶏肉は一口大に切り、塩をふります。じゃがいもはサイコロ状、玉ねぎは薄切り、ハーブ類は適当な大きさに切ります。
(2)ハーブ以外の材料を耐熱皿にのせ、オリーブオイル、塩、コショウをして混ぜます。ハーブをのせて180度~190度のオーブンで20分~30分焼いたら完成です。玉ねぎがしんなりし、焼き目がついたら完成の目安です。
■レシピのポイント3つ
(1)「ハーブ」で気の巡りをよくし、イライラや冷えを緩和
仕事や家事と、毎日忙しく動き回っている40代女性は何かとストレスを感じやすいですよね。
薬膳の世界では、香りのいいものはストレスで滞った気の巡りをスムーズにしてくれるといわれています。見た目も華やかになるので、ぜひハーブをとり入れてみてくださいね。
(2)胃を元気にする「イモ類」と「鶏肉」を組み合わせる
冬は、冷えや体調不良、食べ過ぎによって胃のもたれなどを感じやすいものです。イモ類や鶏肉には胃を健やかに働かせる作用が期待できます。
また、身体を温めたり「気(き)」をおぎなってくれるので、免疫力が落ちて身体が冷えやすいこの季節にぴったりです。
(3)「玉ねぎ」を加えて温め効果をプラス
自然界が寒くなる秋冬は、温め食材を食べることで陰陽のバランスがとれるといわれています。
イモ類や鶏肉だけでは温める力が弱いので、身体を温め血の巡りを良くしてくれる「玉ねぎ」をプラスしました。胃の調子も整えてくれるので、外食つづきで疲れた胃を労わってくれますよ。
このレシピは女性だけではなく男性ウケもばっちりですので、ぜひホームパーティーでふるまってみてくださいね。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口ゆうみ
自ら抱えていた不調を、薬膳に出合い克服したことをきっかけに、同じ悩みを抱く女性の助けになりたいと思い、スクール歴代トップ5に入る成績で資格を取得。体質カウンセリング、レッスン、イベント開催の他、薬膳コラムも執筆中。簡単にできる薬膳の知恵をお届けしています。)
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