「イチゴ」といえば、「ビタミンC」による美肌効果などで知られていますが、フルーツのなかでも「水溶性食物繊維」が豊富なことも特徴的です。
腸活といえば乳酸菌や発酵食品を摂ることが多いですが、この時期が旬のイチゴもおすすめです。
管理栄養士の筆者が、イチゴが腸活におすすめな理由をご紹介します。
■イチゴに含まれる「食物繊維」とは?
イチゴには「食物繊維」が1.4g(可食部100gあたり)含まれています。食物繊維が多いとよくいわれるバナナは1.1g(可食部100gあたり)なので、同じ重量で比べるなら、イチゴはバナナよりも食物繊維が豊富です。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がありますが、イチゴには水溶性食物繊維が0.5g、不溶性食物繊維が0.9g(可食部100gあたり)含まれています。
最近では食物繊維の摂取量が少ないことが問題視されていますが、なかでも水溶性食物繊維は特に摂取量が少ないといわれています。
水溶性食物繊維の働き
水溶性食物繊維は、水に溶けてゲル状となり、便をやわらかくして腸内を通過しやすくしてくれます。そして、体内の不要なものを便として身体の外に出す働きがあります。
腸内をスッキリさせるため、腸内環境を整えるために大切な栄養素です。
イチゴは数あるフルーツのなかでも水溶性食物繊維が豊富なので、腸活に嬉しいフルーツといえますね。
■便秘改善!イチゴのスムージー
食物繊維は毎日摂取することが大切です。朝食や、小腹が空いた時に簡単に作れるスムージーをご紹介します。
材料(1人分)
・イチゴ 5粒
・バナナ 1/2本
・牛乳 100ml
・ヨーグルト(プレーン) 大さじ2
作り方
(1)バナナは皮をむいて一口大サイズにカットしておきます。イチゴはヘタをとり、洗っておきます。
(2)(1)とそのほか全ての材料をミキサーにかければ完成です。
バナナも食物繊維が豊富なので、イチゴと一緒にスムージーにすることで、たっぷり食物繊維を摂ることができます。
そのまま食べても、スムージーやヨーグルトと一緒に食べても美味しいイチゴ。腸活している人や、便秘気味の人は、ぜひ旬のイチゴを食べてみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井尚美
「根拠のある情報を」「体の内側から美しく」がモットー。健康や美容に関する記事執筆や相談業務などフリーで活動中。糖尿病療養指導士、ピンクリボンアドバイザーの資格有。現在はサプリメント管理士の資格取得中。)
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【参考】
※食品に含まれる食物繊維量一覧 – 大塚製薬
※【第1回】食物繊維ってどんなもの? – 太陽化学
※食物繊維の働きと1日の摂取量 – 健康長寿ネット