新年を祝うおせち料理。「年に1回のことだから、思う存分楽しみたい!」という気持ちがある反面、お正月休み太りを後悔したくない気持ちもありますよね。とはいえ、一年の始まりを祝うお正月ですから、我慢はしたくありません。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、おせちと一緒に飲んでお正月太り対策になるお茶を3つご紹介します。
■おせちと一緒に飲みたいお茶3選
(1)ゴボウ茶
食物繊維が豊富なことで知られるゴボウ。ゴボウには、水に溶ける水溶性食物繊維であるイヌリンが含まれています。イヌリンなどの水溶性食物繊維は、食べたものの糖や脂肪を包み込んで吸収を穏やかにする働きがあります。また、すでに腸内に棲みついている善玉菌のエサとなって腸内環境を改善する働きもありますから、食べ過ぎによる便秘対策にも◎。
(2)ウーロン茶
ウーロン茶には、茶葉の発酵過程で生まれる、ウーロン茶にしか含まれないウーロン茶ポリフェノールが含まれています。このウーロン茶ポリフェノールには、食べものに含まれる脂肪を分解して身体への吸収を促す酵素の活性を抑える働きがあります。そのため、脂肪の吸収が穏やかになりますから、ローストビーフなど高脂肪のものを食べる際にはウーロン茶を一緒に飲みましょう!
(3)紅茶
紅茶に含まれるポリフェノールには、食べものに含まれる糖や脂肪を分解する酵素の活性を抑えて、糖の吸収を穏やかにする働きがあることがわかっています。それだけでなく、脂肪を分解する酵素の活性も抑えるそうですから、とても頼もしい存在です。
紅茶にはいろいろな種類がありますが、ポリフェノールの豊富なウバ、ディンブラにとくに効果が期待できるそう!お正月のご馳走と一緒に紅茶を飲むのも◎。アイス、ホット、ストレート、ミルク、どんな飲み方でもOKなのも嬉しいところです。
新年を祝うおせち料理。ご紹介した飲みものと一緒に食べて、美味しく楽しいお正月休みを過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
【関連記事】
・毎日食べて内側から潤いケア!肌を乾燥から守る食べ物3つ
・温活&ダイエットにも◎冷え対策に飲みたい「お茶」まとめ
・腸活に役立つ「チョコレート」の選び方&食べ方って?
・痩せ体質になる飲み物は?ダイエット中に飲みたいお茶3選