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横森理香さんが更年期前にしていた「土台づくり」って?


つやプラ編集部

女性の40代は、体調の変化が現れたり、身体や肌にエイジングの兆しを感じたり、何かと不安を感じやすい年代でもあります。

横森理香さん

しなやかに不安を乗り越えて素敵に年齢を重ねている人生の先輩に、生き方のヒントを伺うインタビュー。作家の横森理香さんの2回目は、コミュニティサロンを始めたきっかけや、40代以降も輝き続けるために必要なことを伺いました。

ベリーダンスとの出会いは仕事のしすぎからくる不調がきっかけでした

ーー前回のインタビューで、毎日1時間ベリーダンスを踊っていると伺いましたが、ベリーダンスを始められたきっかけを教えてください。

座り仕事なので、30代前半で心身の具合がすごく悪くなってしまって。背中は亀の甲羅のようにガチガチだし、肩こりも指圧師が驚くほどでした。

顎ラインにはいわゆる「大人のニキビ」ができて、何をしても治らなかったんです。その頃、週刊誌で「仕事をしすぎている女性は、男性ホルモンが出過ぎて髭ラインにニキビができる」と読んで、これはまずいなと思ったんです。

横森理香さん

昼夜逆転で書きっぱなしの生活で下半身はむくむし、太るし。「頭蓋仙骨治療」という血流やリンパの流れやホルモンバランスを整える施術を毎週末受けて、なんとか生き延びていたんです。

私が33歳くらいの時に、その施術をしてくれていた先生が留学で1年間アメリカに行ってしまうことになって。先生から「自分で腰を動かしておいてね」と言われて。「それにはベリーダンスがいいんじゃない?」と勧められたんです。

当時は、ベリーダンスを見たことも聞いたこともなくて「ベリーダンスって何?」という感じだったのですが、都内のトルコ料理店やアラビア料理店でショーがあるところを探して

ベリーダンスの師匠を探し求めて13軒の食べ歩きを敢行!

食事をしてショーを見て、「この人だったら習いたい!」と思えるベリーダンサーを見つけるまで13軒を食べ歩きました(笑)。

そして、ミシャールという師匠に出会って習い始めたんです。

ーー13軒食べ歩いて見つけたというのはすごい!

健康のためにベリーダンスを習いたいと伝えて、友達も誘って先生と3人で。5年間プライベートレッスンを受けました。5年習って、他の人とも踊れるようになったので、ミシャールのスタジオレッスンに参加するようになって。

そこで、私の本を読んでベリーダンスを始めた方二人と友達になって、一緒に踊り始めたんです。彼女たちはのちに、ヨガの先生とポラリティヒーリングのセラピストになって、私とその二人でコミュニティサロン「シークレットロータス」を始めたんです。

暗い顔をした人もベリーダンスを踊ると顔がイキイキ輝き出す

ーーベリーダンスのお仲間とコミュニティサロンをオープンされたんですね! サロンをオープンされた経緯について詳しく教えてください。

35歳から45歳くらいまでは、早起きして朝日に向かって一人でヨガをしていたんです。でも、年齢を重ねるうちに一人では気力が出なくなって、続けるのが難しくなってしまって。

それでコミュニティサロンを作ろうと思ったんです。もう一つのきっかけは、12年前に『ベリーダンス健康法』という本を出したんです。その出版記念イベントを大型書店のセミナールームでやった時に、私とダンスメイトで「ベリーダンス健康法」のレッスンを初めてしたんです。

イベントに参加してくれた方は私の本の読者の方なので(笑)、運動嫌いで動かずに本を読んでいる方ばかり。暗い顔して参加してる人がほとんどだったんです。

それが、イベントの後半に30分くらいベーシックなベリーダンスをやってみたら、みなさん顔がキラキラ輝き始めて、俄然話し始めたんです。

そのあとサイン会をしたんですが、皆さんすごく積極的にお話ししてくれて、なかなか列が進まない! さっきの質疑応答の時は誰も手を挙げてくれなかったのに…と思うくらいでした。

ーー身体を動かしたことで、表情が明るくなって積極性も生まれたんですね!

身体を動かすのは大切だなとその時に実感しましたね。

横森理香さん

そのイベントでの経験から、皆で集まって身体を動かしたりする場所、コミュニティサロンを開く価値があると思ったんです。手始めに事務所で週末だけ、「ベリーダンス健康法」を教え始めたんです。

そうしたら、ちょこちょこ人が集まり始めて、その頃ちょうど我が家は引っ越しをして元住居が空いたので、そこをサロンにしたんです。

運動が嫌いでも仲間がいて集まる場があれば楽しく続けられる!

ーー運動しなくちゃと思っていますが、一人ではなかなか続かないんですよね…

一人では、なかなか難しいですよね。最近は、ネット動画を見ながら一人で運動している人もいると思いますが、私は一人では楽しくないし続かないな…

みんなでおしゃべりして笑いながらやるから続けられるんです。サロンをオープンしたのが45歳の時で、いいタイミングでサロンを作ることができたと思っています。これから先も仲間と一緒なら、きっと運動を続けていけますね。

ーーサロンへ来る方もベリーダンスをするのはもちろんですが、仲間に会えるのが大きいんでしょうね。

そうなんです! むしろそれが大きいと思います。元々運動が好きな人は、専門のスタジオやジムに通うと思うんです。ベリーダンスも、極めたい人はプロのダンサーに教わってコンテストに出たりしますしね。

そうではなくて運動が苦手だったり嫌いだったりする人でもベリーダンスの恩恵に預かれるのが、私がレッスンしている「ベリーダンス健康法」なんです。ショーに出るわけでもでないし、ウェアも適当でいい、でも、ベリーダンスの健康効果は享受できて、仲間と喜びを分かち合える。

サロンの活動を通じて仲間ができ、人生が変わりました

ーー大人になると仲間と呼べる繋がりを作るのは難しい気がします。

それはサロンを作って良かったと思うことの一つですね。私は作家なので、ずーっと一人で仕事をしてきて、仕事相手をいえば、編集者と取材記者、取材相手、カメラマンくらい。それも毎日会うわけではないので、あとは家族と数少ない友達だけという感じだったのですが、人生の後半で仲間を得て、すごく楽しいんです。

サロンを一緒に始めたメンバーは、今はそれぞれ独立してやっているのですが、仲間で色々やっていくという醍醐味を覚えたのは、そのメンバーとサロンを立ち上げた頃ですね。

私自身の人生が変わりましたし、運動嫌いでスポーツクラブに入会してはお金を無駄にして、ということを繰り返してきた人たちが、「ここで仲間となら続けられるし、毎日が楽しい」と言ってくれるのは本当に嬉しいことです。私もそうでしたけれど、主婦の人は行く所がないんですよね…

キッチンに篭りきりにならずにコミュニティに参加しよう!

ーー本当にその通りだと思います。子供が小さいうちは「同志」といった感じでママ友と集まっていましたが、小学生にもなると親同士の結びつきも弱くなって。

そうそう、小学校の低学年を過ぎたら親同士では会わなくなりますよね。あとは学園祭とかイベントくらいで。だから、主婦やフリーランスの人は孤独ですよね。

「人間の健康にとって、コミュニティの活動が重要」だと20年以上前から先進国では言われているのですが、日本ではあまり重要視されていないんです。それもあってサロンとは別に、2年ほど前に「日本大人女子協会」を立ち上げたんです。

ずっと家から出ないで食事の支度ばかりしているから、太ってしまう主婦の人が多いんですよね。周りの人が心配して、「ちょっと痩せた方がいいよ」とか「出かけよう」「少しはお洒落したら?」と言っても、「私なんて、もう長年この生活だし。主婦だし出かける必要もないし。可愛くなくていいし」と開き直っちゃう

協会副理事のいとこの話なんですが、長年そういう感じで過ごしていて、ある時、脳梗塞を起こしてキッチンで倒れていたそうです。子どもが帰宅するまで発見されなくて、病院へ運ばれたけれど、植物状態になった末に亡くなってしまったそうなんです。

こういう話がそこここにあるんですよね。主婦の場合、大抵がキッチンで倒れていたというのが切ないんですが、私も専業主婦だったら、きっとずっとキッチンに立ち続けていると思うんです。

そうやって1日中出かけずにスマホばかり見ていたら、喋ったり笑ったりしないから顔の筋肉も垂れるし、全身の筋肉もどんどん衰えてしまいますよね。

サロンに集まる人は運動嫌いがほとんどですが、サロンへ来て運動しておしゃべりして笑い合って、としている内に、顔がイキイキしていくので、拠り所を作ることができて良かったなと思っています。

女性の「拠り所」になるコミュニティを日本全国に増やしたい!

ーー今、横森さんのサロンのような拠り所がない人はどうすればいいですか?

「日本大人女子協会」を作った理由がそれなんです。「大人女子ライフスタイルアドバイザー」という講座とその教本『大人女子力検定』を作ったんですね。教本を読むと、自分の健康、美、幸せ感のレベルがアップするようになっているんです。

その本で学んで300点以上自己採点で取ったら、「大人女子ライフスタイルアドバイザー講座」を受けて、検定に合格すると、今度は自分が講師になって教えられるようになるんです。

ぜひ認定を取って、自分で教えられるようになって欲しい、そして最終的には、自分のサロンを作ってもらいたい! 私のサロンが本部で、全国に支部があるイメージですね。そうやって女性のためのコミュニティを日本全国に増やしたいんです。

でも、まだまだ道半ば。勉強してくれる人は多くても、認定試験は受けなくていいやという方が多くて。日本人は勉強するのは好きだけれど、資格を取って人に教えるということに興味がない人が多いみたいです。

女性の拠り所になるサロンがあちこちにある!というのが夢ですね。遠くてなかなか行けないのではあまり意味がないので、日本全国にできるといいなと思っています。毎日気楽に行ける、昔の婦人会のような存在が理想ですね。

ーー確かに近くにそういうところがあれば、気楽に足を運ぶことができそう!

そういう場所があれば、孤独に陥る人を減らせると思うんです。今は子育てで忙しい人も、子供が巣立ってしまえば空の巣で、夫と二人きりの生活が続く訳です。

サロンに通ってくる少し年上の方たちの話では、子供が大学進学や就職などで家を出ると「夫のママ追い」が始まるそうです。子供が巣立ってしまうと、夫にとって妻が唯一の拠り所になってしまうので、追っかけまわされるらしいの(笑)。定年退職していたらなおさらですよね。

そうなった時のためにも、女性一人で気楽にお出かけできるところを全国に増やさないといけないと思うんですよ。

身体が動けば気持ちも変わる! 目ざすは「死ぬまで大人女子で生きる」

ーー男性側もですね。仕事を辞めた後に行く場所ややる事を作っておかないと。

そうですね、やはり第二の人生を考えて、何か趣味を見つけておかないと。定年後にしたい別の仕事を見つけておくとか。あとは運動ですね。男性も運動していないと身体がこわばってきて、あちこち痛みが出たりして大変みたいですよ。

ゴルフでもサーフィンでもランニングでも趣味が体を動かすことであれば、いつまでも若々しくいられますよね。それがない人は今から始めればいいんです。ベリーダンスでもなんでも。

体型が変わってきたり、身体が動くようになると、気分が変わる。「もうおばさんだし、順調におばあさんかな」と思って生きるより、「死ぬまで大人女子として生きる!」と思って過ごすのは全く違いますよね。

横森理香さん

自分を活性化させる何かを始めるといいですね。難しく考えなくていいんです。自分の好きなもの、楽しくできることから始めればいい。
「好きなことがある人はいいですね〜」と言う人がよくいますが、好きなことは自分で見つけないとダメ!

一度やってみて、それで合わないと思ってしまうと、それでおしまいですよね。でも、どんな事でも楽しいと思えてくるまでには、少し時間がかかるんです。自分が変わってきたと感じられるようになると、すごく楽しくなる。

でも、そこまで染み込ませるのに時間がかかるから、少しだけ根気よく、だらだらとでも続けていれば、気づいた時には楽しくなっていると思いますよ。

始めるなら今! やってみたかったことにどんどんトライして

ーー入り口のハードルを低くして気楽に入ってみて、そのあとは気長に続けてみることが必要なんですね。

協会副理事が「ベリーダンス健康法」の講師資格を取って、カルチャーセンターで講座を持ったんです。参加者の最高齢は74歳なんですが、その年齢から新しいことを始めようとする人は、やっぱりきれいですよね。

ちょっとでも「若い頃にやってみたかったな」と思っていることがあれば、それを今やってみるといいと思います。40代はそういう時期だと思うの。少しでも興味を持ったら、あまり考え込まずに始めてみる。そうしないと、年齢と共にだんだんと腰が重くなってくるので。

「今からそれやったところで何になるの?」とか「お金の心配が先に立って、今を楽しめない」という人が増えていますよね。老後を考えるとお金を使うのが怖いという人も多いと思うのですが、そうしている間にも病気になってしまったり、鬱になってしまったりということもあるんです。

それなら、早寝早起きして、仲間と集まって踊って笑って、としている方が幸せだし、健康度も上がりますよ! やるべきことがないなと思う人は、ぜひ「シークレットロータス」や「日本大人女子協会」に参加してもらいたい! そして、一緒に全国にそういう場所を増やしましょう!

私には関係ないと思わないで、私もやろうと考えて欲しいなと思いますね。そして私は、女性たちのモチベーションを上げるようなことを発信し続けていきたいと思っています。

落ち込んでもいいことは何もない! 楽しいことを考えて即行動!

ーーとてもパワフルな横森さんですが、落ち込むことはありますか?

落ち込んでいいことは何もないと分かっているので、落ち込まないようにしているだけ。もちろん人間だから、暗いことを考えたり、不安になったりすることもあるけれど、それも忘れちゃうくらい、日々の楽しいことを一生懸命考えて、すぐ行動するんです。

それが家の中にないなら、発見するために出かけていって。スマホで誰もが発信できる時代なので、発見したことをブログでもインスタでもいいからアップしてもいいですよね。

そうやって自分の世界や楽しみを広げていけると、落ち込んでいるヒマがなくなってくると思いますよ。

人間はいつ死んでしまうか分からない存在。生きていることを喜んで

ーー「もう誕生日なんて嬉しくない」とか、年齢を重ねることにネガティブなイメージを持つ人もいると思うのですが、どうしたら前向きに受け止められるようになりますか?

誕生日って、「よくぞこの年まで生きてこられた!!」と喜ぶ日。それは、人間っていつ死んでしまうかわからない存在だからなんです。

私は51歳の時、卵巣嚢腫が二度破裂して激痛で救急搬送。三回目の入院で手術を受けているのですが、それだって全身麻酔で手術しているので、万が一ということもありますよね。

横森理香さん

そう考えると、「死ぬ機会」というのはたくさんあるんです。更年期の渦中にすごく落ち込んで、もう死んじゃおうかなと思ったことが私にもありますし。

仕事を手伝ってくれていた方が、43歳くらいで亡くなってしまったことも私にとって大きな出来事でした。明るくてとてもいい子だったのに、すごくショックで…

鬱病で仕事ができなくなって、毎日家にこもっていて、旦那さんが家に帰ったら亡くなっていたそうです。こんなことになるなら「踊りにおいでよ」と誘って、無理矢理にでも連れ出せばよかったと悔やみましたね。

ーーそんな辛い経験があったのですね…

そういうことを乗り越えてきたこともあって、「あの時死んでしまっていたら、今この時間もないんだな」と日々思うんですよね。新しいことは日々、世の中に生まれている。そして、自分が知らないことは世界中にまだまだたくさんある。そう考えると、長生きしなくちゃ! と思いませんか?

長生きしたくないと思っている人もたくさんいるようですが、生きていることを喜べば、命を寿ぐことができるんです。

ベリーダンスは「命を寿ぐ踊り」といわれているのですが、肉体を持っているからこそ踊ったり、食べたり、喋ったり、笑ったりできるわけで。
そのこと自体が喜ばしいことだと思いませんか?

自分を「自分の子供」のように可愛がって愛してあげましょう

ーーその通りですね。悩んだり悲しんだりということも肉体があってのことですしね。

30代の頃に、小森のおばちゃま(映画評論家の小森和子さん)に取材したことがあって、おばちゃまの若さの秘訣を伺ったら、「好奇心の炎を燃やし続けること」と言っていたの。

「好奇心の炎は、自分で火をくべないと年齢を重ねるとすぐに火が落ちてしまうから、自分で燃やし続けること」「もう一つは恋をすること」と言っていました。

おばちゃまは恋多き女で、浮名を流し続けた方なんですが、恋をするのは生身の男じゃなくていいんですって「この年齢になったら、恋する相手は木でもいいの」と。

おばちゃまがその時恋していたのは家の近所にある大きな木で、犬の散歩をする時にその木を見るたびに嬉しい気持ちになると話してくれました。

ーー木でもいいんですね。その姿を見たら嬉しくなる存在が身近にあったら、毎日ハッピーに過ごせそう!

おばちゃまがシャーリー・マクレーンから聞いた言葉も教えてくれたのですが、その言葉というのが「How to entertain yourself(ハウ トゥ エンターテイン ユアセルフ)」というもので。

自分をエンターテイン(楽しませる)していく、たまにじゃなく、毎日。 それが死ぬまで若さを保って生きていく秘訣だと思いますね。自分をエンターテインしてあげようと思う気持ちが、自分に対しての愛ですよね。

「もう『私なんて』という言葉はやめましょう」と皆さんに言いたい! 「私なんて」と言うのはやめて、「自分」を「自分の子供」のように可愛がって、エンターテインしてあげる。美味しいものを食べさせてあげたり、運動もさせてあげる、おしゃれもさせてあげる、自分を愛してあげるんです。

ーー自分のことを自分の子供と考えたら、全く違ってきます! でも、実際は40代って自分のことを後回しにしてしまう世代ですよね…

そうなんです、自分をないがしろにしてしまう世代ですよね。どうしても子育て中は。私は遅めに出産したので、子育て期間にプレ更年期の不調が出て、それも大変でしたね。

本格的な更年期に突入する前に身体を動かす習慣を!

色々なことがありましたけど、今は健康ですごく元気なのは、「ベリーダンス健康法」あってのことだから、これをもっと全国に広げたいと思っています。

「ベリーダンス健康法」は、まず痩せて、ウエストにくびれができてくるんです。 そうすると、鏡で自分を見るのが楽しくなって、自信が出て、これからだ!と思えるようになる。体調が良くなれば、肌の調子も良くなりますしね。

ーー本格的に更年期を迎える前に土台を作っておくことが大切なんですね。

早ければ早いほどいいですね。私は30代からベリーダンスやヨガ、ピラティスをしていたので、いざ更年期が始まった時には身についていましたが。更年期が始まって、閉経に向かうにつれて筋量も落ちてきます

閉経後は、骨盤底筋に至っては筋量が4分の1になってしまって、それで尿もれなどのトラブルが起こってくるんです。その前からベリーダンスやヨガなどで内側の筋肉を鍛えておけば、それを防ぐことができますよ。

重い腰をあげるなら今! 一日でも早い方がいいんです。 年齢を重ねてから始めるのは大変ですし、不調になってしまってから始めるのはもっと大変。腰痛や関節痛などは筋肉の低下も原因なので、痛い思いをする前に始めること。

気持ち良く生きていくためには、自分で全身的に意識をして、身体を動かす必要があるんです。

ーーまずは動いて始めてみることですね!

そうです! 動き出して、みんなで色々なことを乗り越えましょう!オンラインでも受講できるので、ぜひアクセスしてみてください。自分にとって意義があって、みんなにとっても意味があることを始めて、生きがいを見つけていきましょう!

【横森理香さん プロフィール】

横森理香さん

作家、エッセイスト。
1963年生まれ。多摩美術大学卒。女性のライフスタイルや健康をテーマにしたエッセイ、現代女性をリアルに描いた小説に定評がある。『40代大人女子のためのお年頃読本』(アスペクト)、『コーネンキなんてこわくない』(集英社)など著書多数。作家としての活動のほか、美と健康を求める女性のコミュニティ「シークレットロータス」(http://yokomori-rika.net)を主宰、「一般社団法人日本大人女子協会」(https://otonajoshi.or.jp)の代表も務める。

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