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くすみ顔に抜け毛も!?意外と多い「低血圧」看護師が教える対応3つ


市村 幸美

健康診断で低血圧を指摘されたことのある女性は案外多いのではないでしょうか? 低血圧は高血圧のように重大な病気との関わりが少ないため、病気としては扱われないことがほとんどですが、人によっては身体のだるさなど日常生活に影響が出る場合もあります。今回は女性に多い「低血圧」についてお伝えします。

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■低血圧の基準はいくつから?

正常血圧と低血圧の境界はどこからなのでしょうか? 実は高血圧は国際的な基準があるのに対して、低血圧にはハッキリとした基準はないのですが、一般的に最高血圧(収縮期血圧)が100mmHg以下を基準としていることが多いようです。

 

■低血圧には主に2種類のタイプがある

低血圧の中で最も多いのが「本態性低血圧」と言われるもので、原因は不明で体質的なものと考えられています。もうひとつは「起立性低血圧」といわれるもので、横になっている状態からから起き上がったときなどにめまいを感じるタイプの低血圧です。

 

■低血圧が原因かもしれない「プチ不調」

低血圧では血液循環が悪くなってしまうことにより、めまい、立ちくらみ、身体がだるい、疲れやすい、肩こり、頭痛、頭重感、耳鳴り、動悸、食欲不振、下痢、胃もたれ、胸やけなどの症状が出ると言われています。

 

■くすみ、抜け毛、むくみなど美容悩みにも直結

低血圧は心臓から血液を送り出す力が弱くなることで、心臓から遠い場所に栄養を送る力も弱くなりますので、肌荒れや血色の悪さ、顔のくすみ、髪の乾燥や抜け毛、爪割れなどの原因にもなります。また血液が心臓に戻る力も弱いので足のむくみも起こりやすくなります。

 

■低血圧のときにとりたい対応3つ

1.生活習慣を見直す

低血圧改善の基本は、食事のバランスを整えること、適度な運動、適度な水分摂取、良質な睡眠をとるなどの規則正しい生活習慣を送ることです。体質的な要因も考えられるため、簡単に改善されるものではありませんが、生活習慣を見直すと血圧の値はさほど変わらなくても、症状の緩和が期待できます。

 

2.効果的にカフェインを摂取

カフェインは、交感神経を刺激して血液循環をアップさせる働きがあります。ただ飲みすぎると利尿作用によって身体の水分が少なくなり、悪い影響が出てしまう可能性がありますので、朝などの午前中にカフェインをとって、スイッチを入れると良いでしょう。

 

3.緊急時は足を高くして寝る

起立性低血圧のように立ち上がった瞬間にめまいがした場合や、立っていられないほどフラフラするときは足を高くして横になり休むようにして下さい。しばらく休んでも症状が改善されない場合は、低血圧以外の可能性もありますので、病院へ行くようにして下さい。

美容にも影響が出る低血圧は侮れません。今まであまり血圧を気にしていなかった方は、自分の血圧がどれくらいなのか一度測ってみてくださいね。
(看護師/ホリスティックビューティインストラクター 山本幸美)

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【参考】
そのだるさ低血圧が原因かも – オムロン

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