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うねり髪を自然なストレートに!「酸熱トリートメント」レポ


小澤佐知子

髪のうねりやクセ、広がりなどによって「まともなスタイリングができない!」とお悩みの方はいらっしゃいますよね。

美容室で縮毛矯正やストレートパーマをかける方も多いと思いますが、繰り返しのパーマはダメージの原因にもつながりますし、特にエイジング毛は薬剤による負担をできる限りさけたいところです。

また、ストレートパーマの真っすぐすぎる質感も、大人になると地味に見えやすいものです。

ケアしながらクセ毛を矯正!酸熱トリートメントの体験レポ

そこでおすすめしたいのが、「酸熱トリートメント」です。まるで高級トリートメントをしたかのような髪のまとまりとハリ・コシを手に入れながら、自然なストレートヘアを実現できるのが特徴です。

ヘアライター&ヘアジャーナリストの筆者が、酸熱トリートメントを体験してみました

■髪に負担なくストレートヘアに

“ストレートパーマ&縮毛矯正”と“酸熱トリートメント”の違いについて簡単にお話します。

ストレートパーマや縮毛矯正の薬剤はアルカリ性で、髪表面のキューティクルを開いてから内部に薬剤を浸透させます。そのため、どうしてもキューティクルにダメージが出てしまいます。

一方、酸熱トリートメントは酸性で、主成分のグリオキシル酸などがキューティクルを傷つけることなく、より強い髪の結合を一時的に作って髪質をコントロールします。その結果、髪内部のゆがみやガタつきを改善してくれます。

また、トリートメントと銘打っているだけあり、施術後の髪にツヤ感を与えます。ハリやコシも出て、スルンとまとまりやすい自然なストレートヘアが手に入るのです。

■筆者のうねりヘアはどう変化する?

実際に筆者が酸熱トリートメントを体験してみました。

筆者のうねりヘアはどう変化する?

酸熱トリートメントをする前の筆者のBEFORE画像です。もともとクセ毛ですが、湿気の多い6月~9月はギリシア神話の怪物「メドゥーサ」のような激しいうねりが出ます。

酸熱トリートメントの施術は、まず酸性の薬剤を刷毛で塗布していきます。画像ではわかりにくいのですが、スチームをあてて浸透力を高めています

酸熱トリートメントの施術は、まず酸性の薬剤を刷毛で塗布していきます。画像ではわかりにくいのですが、スチームをあてて浸透力を高めています。

15分程度放置した後に、薬剤を洗い流してドライヤーで乾かします。その後、ストレートアイロンのようなコテをあてて熱処理を加えます

15分程度放置した後に、薬剤を洗い流してドライヤーで乾かします。その後、ストレートアイロンのようなコテをあてて熱処理を加えます。

こうして薬剤の結合を強固しながら、髪表面のキューティクルをしっかりコーティングして滑らかさをプラスしています。

AFTERの画像です

AFTERの画像です。仕上がりの髪は、自然なストレートに変化しています。

ストレート感★★★★☆ なめらかさ★★★★★ ハリ・コシ★★★★☆ 持続力★★★☆☆ 再現性★★★★★

縮毛矯正ほどのストレート感はないものの、今どきの自然なまとまり感はきちんと出ました。1週間後もキープできています。また、ギシギシとしていた髪がなめらかになり、乾かすだけでこの状態になる再現性に感動しました。

ただし、持続力は約1か月とやや短めです。この毛流れをキープしたいなら、毎月行うと良いでしょう。

年齢を重ねると、誰しもが髪のうねりに悩まされます。一方で、年に何度も縮毛矯正などをすることは髪の負担を考えると躊躇しがちです。タイミングをみながら酸熱トリートメントをとり入れれば、髪と気持ちにストレスなく、自然なストレートヘアが手に入ります。

“大人のきれい髪ツール”として、ひとつの選択肢としてみてはいかがでしょうか。

(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)

 

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【取材協力】
MAGNOLiA

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