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お疲れ顔は肌のせい?肌年齢を巻き戻す日常生活のポイント

理学療法士/睡眠の専門家
矢間あや

年齢を重ねれば、若いときと同じ肌でいられないのはやむを得ないことです。でも、「疲れて見える」「心に余裕がなさそう」とまで思われているとしたら……!? 肌の状態は、時にその人の「印象」まで大きく左右するようです。

日常生活のポイント

理学療法士の筆者が、「印象をアップする肌」のために日常生活で気を付けたいことをご紹介します。

■女性の肌状態でその人の印象が変わる!?

化粧品メーカー「ケイエス」が行った「女性の肌」に関する調査によると、対象者である20~40代の男女500名の約9割が、「女性の肌状態でその人の印象が変わることがある」と回答したそうです。

さらに、印象が良いと思う肌状態を聞いたところ、「うるおいのある肌」が最も多く、「透明感のある肌」「キメの細かい肌」「ハリ・弾力のある肌」と続きました。印象の良い肌はうるおいがあり、透明感がある肌といっても過言ではなさそうです。

また、調査回答者の女性に、「印象の良い肌をつくるうえで、スキンケアとメイクのどちらがより重要だと思いますか?」という質問をしたところ、80%の人が「スキンケア」と回答しています。印象の良い肌を作るには、メイクに頼りすぎずスキンケアに注力する必要性を感じている女性が多いということですね。

肌本来の力を発揮させることが重要

スキンケアを行ううえでも、肌本来の力を発揮させることが重要です。

「平日は疲れているので、帰ってきたら面倒くさいという理由からすぐに寝てしまう」「休日はいつまでも起きられず、気がついたら午後」といった不規則な生活は肌のターンオーバーが乱れやすく、シミやシワの原因につながる場合があります。

■「印象がアップする肌」を育むために日常生活で気を付けたいポイント3つ

自分への印象をアップする肌を育むために、日常生活で気を付けたいポイントを3つご紹介します。

(1)規則的で質の良い十分な睡眠を

睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。今までは、22時から深夜2時までが「肌のゴールデンタイム」といわれていましたが、現在は入眠から3時間後に成長ホルモンが分泌されやすいといわれています。睡眠のリズムを意識することが、肌のターンオーバーを整えることにつながります。

睡眠時間だけではなく、質の良い睡眠も大切です。必要な睡眠時間は人によって違うので、一概に「○時間は眠りましょう」と明言できませんが、少なくとも7時間程度は睡眠時間をとることがおすすめです。

特に、入眠から3~4時間は美肌に必要な成長ホルモンが出やすいとされていますので、寝る前にスマホを見ずにリラックスタイムを作るなど、入眠時の行動も意識してみてください。

(2)栄養バランスに気をつける

私たちの身体は、食べたものが大きく影響します。肌も例外ではありません。卵や乳製品に含まれる「ビタミンB2」、ささみ肉やさつまいも、バナナに含まれる「ビタミンB6」といった栄養素が不足すると、肌荒れやニキビなどを引き起こしやすくなります。

また、「タンパク質」も肌にとって大切な成分です。タンパク質は肌の細胞を作る元となるため、十分に魚や肉、卵などのタンパク質を摂取することがおすすめです。

(3)適度な運動をする

運動と聞くとキツイ激しい運動をイメージされる方も多いと思いますが、1日15分程度の軽い運動を行うことが、血流改善を促します

まずは軽いウォーキングから始め、身体を動かす習慣をつけると良いでしょう。今まで電車やバス、自転車や車を使っていた「ちょっとそこまで」を徒歩に変えるなど、今の日常生活を少し変えることから行ってみてください。

運動不足の生活が続くと、筋肉量が減少していきます。すると、血流が悪くなりやすく、冷えやむくみの原因につながります。運動した後は、精神の安定や心地よさに関わる神経伝達物質「セロトニン」や「ドーパミン」の分泌も増える傾向にあるので、ストレス発散にもつながります。

冒頭で紹介した調査では、「女性の肌がうるおい不足だとどういう印象をいだきますか?」という問いに対して、「疲れていそう」「生活が乱れていそう」「心に余裕がなさそう」「生活が充実していなさそう」という回答があったそうです。こういったイメージは、単に「老け見え」という以上に、その人の印象として強く心に残りかねません。ぜひ生活習慣を見直してみてくださいね。

(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)

 

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【参考】
「肌」は「目」よりもモノを言う!? 魅力的なのは「うるみ目」よりも「うるみ肌」…6割超が回答! 一方で、「うるみ肌」づくりは「ファンデだけでは限界」の声も… – ケイエス

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