2015年10月07日
今日の疲れを残さない!艷やかボディになる「ほぐしストレッチ」
数回にわたり、つやプラでご紹介させていただいている「ストレッチ」。やるなら今! という理由があります。なぜなら、夏や冬は、気温差と共に身体の変動も大きく、なかなか細かいところまでメンテナンスを施すのが難しい時期です。それに比べて秋はベストシーズン。
頬をなでる夜風が気持ちがいい秋の夜長は、ゆっくりとお風呂に浸かったり、ストレッチをしたり、ご自分に手間をかけてあげられる時間を持てるのではないでしょうか。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、明日に疲れを残さないだけじゃない! 艶やかボディになっちゃう!?「運動後ストレッチ」の効果をご紹介します。
■「運動後ストレッチ(静的ストレッチング)」の効果
運動後のストレッチは、疲労を和らげ硬くなった筋肉をほぐし、弾性を与えてくれます。さらに血液循環を促して疲労回復力を促進させる効果もあります。なぜかというと、使用した筋肉を伸ばすと血液循環がよくなり、酸素や栄養を運ぶ血液が筋肉の隅々にいきわたるため、疲労物質が取り除かれ、筋肉の再生が促されるため。
「同じ姿勢」をとりつづけると「凝り」につながる
デスクワークなどで同じ姿勢をとっていた場合、筋肉は収縮運動を繰り返さなくても部分的に固くなってしまいます。これがいわゆるコリ状態です。筋肉太りを気にする人は特に、エクササイズやダンスなど、運動後に筋肉の疲労を取るストレッチが欠かせません。硬くなった筋肉をほぐさないと、その部分が冷え、その上に脂肪がつきやすくなることも。動いた後は使った筋肉をじっくりとほぐし、コリや筋肉のバランスの悪化を予防しましょう。
■「運動後ストレッチ」で艶やかボディに!
このストレッチは、苦手意識を持たれている人が多い「前屈」です。前屈でターゲットとなる部位は、身体の裏側です。効果としては、身体の大きな筋肉群(下半身・背中)をほぐすので、筋肉疲労が取れ、血流がよくなります。
つまり、運動によって交感神経が優位になっていた状態から、副交感神経が優位になりリラックスした状態へとシフトします。血流がよくなれば、細胞の隅々に栄養素が流れ美肌効果、内臓機能の活性化、安眠効果など女性にとっては嬉しい効果ばかりです。
ストレッチのポイント
太ももの裏やお尻や腰と言った部位は普段から酷使されているので、硬く凝っています。ここをしっかり伸ばすには、元から柔軟性の高い人でない限り、かなりの時間を要します。ポイントは、脚の付け根から上体をまっすぐ倒すことです。では、段階を追って、ゆっくりと伸ばしていきましょう。
「ほぐしストレッチ」のやり方
(1)床に座り、膝を立てます。この時、大転子(お尻の横の骨)→肩→耳まで一直線に並べるイメージで骨盤をまっすぐ立てます。腹筋が少ないと、骨盤を立てるだけでも一苦労なので、ラクに立たせるために膝を曲げてサポートしましょう。そのままゆっくりと呼吸を繰り返し、骨盤を立てた状態を意識しましょう。
(2)今度は、両肘を掴みながら、上体を倒し、太ももの上にお腹を付けた状態でゆっくりと呼吸を繰り返しましょう。この時も骨盤をまっすぐ傾斜させるように意識しましょう。この時に、腰が後ろに引けて背中が丸まらないように注意!
(3)そのまま身体が伸びてきたを感じられたら、徐々に両足を伸ばしてみましょう。この時、なるべくお腹と太ももが離れないように! 背中が丸まらないように注意して下さい。首の後ろも力を抜き、肩周りもリラックスして呼吸を深めて下さい。
前屈姿勢は背骨前に多く位置する内臓を緩めて動きをよくするので、便秘などにも効果大! ぜひ、ゆっくりとじっくりと実践して効果を感じてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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