この夏、室内で過ごす時間が長かった人も少なくないかと思います。
空調の効いた涼しい部屋で過ごすことは良いのですが、やはり定期的に汗をかかないと水分代謝が悪くなり、むくみや水ぶとりでぽっちゃり体型になることもあります。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、気持ちよく汗を流してむくみがすっきりする「イスのポーズ」をご紹介します。
■「ウトゥカターサナ(イスのポーズ)」で太もも&二の腕を引き締める
このポーズの「ウトゥカタ」とは、「力強い」「激しい」「釣り合いのとれない」という意味です。
ウトゥカターサナの完成形はイスに座ったような格好に見えるので、チェアポーズともいわれます。下半身の強化に適しており、集中力や筋力アップに効果があります。
ひざが深く曲げられない人はつま先に体重が乗り過ぎる傾向があるので、お尻を後ろに突き出してかかとの方に体重を乗せるように意識してください。ひざがつま先よりも前に出すぎるとひざを痛める場合があるので、丁寧に動作してください。
期待できる効果
・下半身引き締め
・肩こり解消
・足首、太もも、ふくらはぎ、背骨の強化
・二の腕引き締め
・集中力アップ
・疲労感、倦怠感、低血圧改善
注意する点
頭痛や不眠症がある場合はさけましょう。ひざを痛めるている人は、無理のない範囲で動作してください。
実践回数&期間
週に3〜4回を目安に実践すれば、ボディラインに変化を感じられます。
「ウトゥカターサナ(イスのポーズ)」のやり方
(1)つま先を正面に向け、吐く息とともにドローイング(お腹を腰に引き寄せる)をして背骨を伸ばします。くるぶし→ひざ横→大転子(おしり横の骨)→肩→耳たぶまで一直線になるように、姿勢を整えます。
(2)そのまま両手を天井方向に伸ばします。この時、腰が反らないようにお腹を腰に引き寄せましょう。
(3)吐く息とともに、腰を下げます。この時、ひざがつま先より前に出ないようにかかとの方に体重を乗せ、足のつけ根から肩、耳たぶまでが一直線になるようにキープしてください。
(4)そのまま両手を肩の高さに伸ばし、手のひらを天井方向に向けて二の腕を刺激します。息を吸いながらひざを伸ばし、両手を天井方向に伸ばし、(2)の形になって動作を繰り返しましょう。
これを8回1セットとして、慣れてきたら2セットチャレンジしてください。
ゆっくり丁寧に動作を繰り返して筋肉を刺激し、体温と基礎代謝アップを目指してください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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