毎年、お正月は体重が増えてしまうという人も多いですよね。塩分や糖分が多いお正月料理の食べすぎは、太るだけではなくて健康を損なう原因につながる場合もあります。
ただ、全部がNGという訳ではなくて、なかにはアンチエイジングや太りにくい身体作りにおすすめの料理もあります。両者を上手に献立に加えて、プラマイゼロにしていきましょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、更年期世代が気をつけたいお正月料理と若々しい身体作りの手助けとなるお正月料理をそれぞれご紹介します。
■食べすぎに気をつけたいお正月料理
栗きんとん
栗きんとんの一人前のカロリーは約424カロリー(249.5g)といわれており、かなり高カロリーです。
甘くて美味しいですが、糖質も多いので食べすぎには気をつけたい料理です。
お餅
お餅1枚あたりのカロリーは、118キロカロリー(約50g※商品によって異なります)です。
1個でご飯約半分ほどのカロリーになるので、食べすぎに気をつけましょう。
数の子
おせち料理は保存性を高めるために味が濃く仕上げてあるため、1食でカロリー1000kcal、塩分10gを超えることもあります。
数の子や田作りなどの塩分が高い料理も多くあるので、適量を食べるように意識すると良いですね。
■体重管理とアンチエイジングに役立つお正月料理
黒豆
お正月料理の黒豆煮は甘く煮付けているため、決してカロリーは低くありません。しかし、適量に気をつけて食べるのなら、アンチエイジングに役立つお正月料理といえます。
すぐれた抗酸化作用がある「ポリフェノール」の他、大豆とほぼ同じ成分を含みます。良質な「タンパク質」や骨の健康を守る「大豆イソフラボン」は、若々しさを保つのに重要な栄養素です。
余ってしまった時は、つぶしてジャム代わりに使っても美味しいですよ。
なます
食事と一緒に大さじ1程度のお酢をとることで、食後血糖値の上昇をおだやかに保つ働きがあることがわかっています。
もし、なますを手作りする場合は、塩分を控えめにすると良いでしょう。柚子などの柑橘類の風味を加えれば、塩分を増やさずとも美味しくいただくことができますよ。
煮物
野菜をたくさん使ったお煮しめは、「食物繊維」の宝庫。食物繊維は、食物が胃から小腸へ移動する時間を遅らせて、ゆっくりと栄養素を吸収する働きがあります。その後の食事で炭水化物を含む食品がゆっくり吸収されるので、食後血糖値の急上昇を抑制することにもつながります。
食物繊維が多い野菜は、噛む回数が多くなることでもメリットに働きます。よく噛むことは満腹中枢を刺激して暴飲暴食予防にもなるので、お正月は意識して野菜をとることが太りにくい身体作ることになるといえますね。
■お正月はファストカロリーに注意
野菜から食べはじめる「ベジファースト」や、よく噛むことを意識して食事をとるようにしましょう。素早く消化吸収するファストカロリーではなく、ゆっくりと食べたものを消化吸収するようなスローカロリーが太りにくい身体作りに役立ちます。
お正月はファストカロリーに気を付けて適量を食べるようにし、体重を増やしすぎないようにしたいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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・リラックスタイムのお茶で綺麗に!無印良品の「体が喜ぶお茶」
【参考】
※栗きんとん – カロリーSlism
※年末年始は血糖コントロールを乱しやすい 上手に乗り切るための8ヵ条 – 糖尿病ネットワーク
※イソフラボンのチカラ – フジッコ
※黒豆 – カロリーSlism
※食事で失敗しないための7つのコツ 年末年始の血糖コントロール – 糖尿病ネットワーク
※スローカロリーとは – スローカロリープロジェクト