40代以降になると、「目がぱっちり開かない」「目の印象がぼやけた」「目が小さくなった気がする」といったことが気になりますよね。
これには、目元の皮膚のたるみが関係していることもありますが、眉やおでこの筋肉やその周辺のこわばりが大きな影響を与えている場合もあります。
目やおでこ周りの筋肉が疲れることで目元が下がりやすくなるため、しっかりとマッサージをして対策しましょう。エステティシャンの筆者が、ぱっちり目元に導く簡単なマッサージをご紹介します。
■目元がたるむ・ぱっちりと開かなくなる原因
「目が小さくなった気がする」というお悩みは、皮膚のたるみやむくみ、目周りの筋肉のこわばり、眼精疲労が主な原因として挙げられます。とくに、おでこの筋肉(前頭筋)は加齢とともに両サイドが下がりやすいため、目尻や眉尻を下げてぼんやりとした目元を招く場合があります。
皮膚のたるみは、アイケアクリームなどで対策をしましょう。また、塩分を控えたり「カリウム」を摂取したりして余分な水分の排泄を促すこと、そして定期的なマッサージは、むくみ対策になります。目周りのこわばりにもマッサージがおすすめです。
■目周りのこわばりを改善するマッサージ
眉毛まわりのマッサージ
人差し指(または中指)と親指の指の腹で眉毛を上下に挟みます。そのまま、上下に軽く圧迫します。目頭から、眉尻まで位置を少しづつずらしながら、圧迫してはなすを繰り返します。1〜3セットを目安に行いましょう。
こりを感じる人は、圧迫したまま軽く持ち上げるように円をかいてみてください。
眉上〜生え際までのおでこマッサージ
眉上に四指の腹を起き、軽く圧迫します。その位置のまま少し持ち上げるようにして、小さな円をかきます。眉毛の上からおでこの生え際にかけて行い、位置を少しづつ上にずらして、1〜3セットほどを目安に行ってください。
生え際周辺は、特にこわばりがちな人が多いので、念入りに行いましょう。
ツボ押し:晴明
目頭のやや上、骨のくぼみを感じる部分が「晴明(せいめい)」というツボになります。ここを人差し指、もしくは中指の腹をあてて、鼻の骨に垂直に押し込むように圧迫します。爪が長い人は、目の周りを傷つけないように、また眼球を押さないように注意しましょう。
疲れ目改善に効果が期待できるツボ押しは、目元のむくみ改善にもおすすめなので、疲れやむくみを感じた時に行ってみてください。
目元がぱっちりとすると、それだけで生命力や若々しさを演出することができます。マスクをする機会が多い今、目元の印象は見た目年齢に直結します。マッサージを習慣化して、ぱっちり目元を手に入れてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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