お腹が張っていると不快感だけではなく、洋服の上からもぽっこりお腹が目立ってしまうので悩ましいですよね。実は、お腹が張ってしまうNG習慣というものがあります。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、お腹が張りやすくなるNG習慣と改善方法をご紹介します。
■お腹が張る主な理由3つ
お腹が張ってしまう理由は1つだけではありません。薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、お腹が張る理由は主に3つあると考えます。
(1)ストレス過多のタイプ
生命エネルギーである「気(き)」の巡りが滞ると、お腹が張る不調を感じる場合があります。ストレス発散がうまくできていなかったり、運動不足の方に多くみられます。
(2)胃腸が弱っているタイプ
お腹が張るのは、気の巡りが胃で滞っているためと考えます。食べ過ぎや飲み過ぎなど、食生活が乱れやすい方に多くみられます。
(3)エネルギー不足タイプ
エネルギーである気が不足すると、巡らせる力が落ちて巡りが滞りやすくなります。寝不足や、ダイエットをしていて食事の量が少ない方に多くみられます。
お腹が張りやすいのは、日々の習慣が影響している可能性が大いに考えられます。以下の習慣がご自身にあてはまるかチェックしてみてください。
■お腹が張るNG習慣
生野菜サラダをよく食べる
冷たいものは気を不足させ、巡りを悪くします。
野菜は生野菜サラダではなく味噌汁にし、温かい飲み物をタンブラーに入れて飲む習慣をつけましょう。
ストレスを食で発散する
お酒や食べ物でストレスを発散させると、気の巡りが胃で滞ります。ストレスが溜まったら身体を動かすことで発散させましょう。
太るからイモ類を抜いている
芋類は気を作る大事な栄養源です。芋類で太るのは食べる量や時間帯、運動不足などが要因となりますから、芋類を日中に食べるなど時間帯を考えていただきましょう。
0時過ぎに寝ることが多い
睡眠不足は、どのタイプの要因にもあてはまります。特に、23時~1時の間はエネルギーが作られる時間ですから、この時間帯に眠れるようにスケジュールを見直してみましょう。
休憩時間に甘い飲み物やお菓子を食べる
甘い物はつい食べたくなりますよね。たまになら良いのですが、習慣になると胃腸の働きを低下させやすくなります。
甘いものを食べる場合は、「なつめ」や「甘栗」「ドライフルーツ」などの天然の甘さを感じるものをいただきましょう。
お腹が張るのは仕方ないとあきらめず、まずは今回ご紹介したNG習慣を見直してみてください。今よりお腹の張りが改善されてラクになると思います。できることから行ってみてください。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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