キッチンの除菌が気になる季節になりましたね。除菌剤には、アルコールを使ったものと、そうでないもの、また同じアルコールや除菌剤であってもキッチン用、手指消毒用などの分類があります。上手に使い分けて、しっかり除菌しましょう。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、キッチンで賢く使い分けたいアルコールと除菌剤をご紹介します。
■「キッチン用」のアルコールって何が違うの?
キッチン用アルコール
キッチン用のアルコールは、口に入ってしまう可能性もあることを前提に作られています。ほとんどの製品に、“食器にかかっても安全”と記載されています。
まな板や包丁の除菌、キッチン周りの除菌にも使うことができますが、直接口に入る食品にはかからないように注意しましょう。
アルコール度数の記載がない場合が多く、厚生労働省が定めるウィルス殺菌のためのアルコール濃度である70%以上に達していないものがほとんどです。
殺菌効果のあるキッチン用アルコール
キッチン用アルコールのなかでも、食品として認められたアルコールを使った製品は、“食品にかかっても安全”と記載されています。
調理器具、キッチン周りの除菌はもちろん、作り置きを入れるタッパーなどに直接噴射して除菌することも可能です。
また、アルコール度数が70%以上のものもあり、手指消毒にも使うことができます。
■手指消毒用アルコール
手指消毒用のアルコールは、製品によりアルコール濃度が異なりますが、基本的には70%以上です。
殺菌効果には優れていますが、口に入ることを前提としていないため、キッチンで使う場合には、食器や食材など、直接口に触れるものにかからないように注意しましょう。
■アルコール以外の除菌剤
水成二酸化塩素、ヒノキチオール、フィトンチッドなど、アルコール以外の除菌剤も多く販売されています。
水成二酸化塩素は、塩素と名前がついていますが、酸化殺菌のため、安全性が高いといわれています。
ヒノキチオールやフィトンチッドは、天然の樹木から作られた除菌剤で、消臭効果にも優れているので、リビングなど強い除菌の必要のない場所で使うと良いでしょう。
同じアルコールでも、用途によって製法が異なります。正しく使って、夏のキッチンを清潔に保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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