かぼちゃには高い抗酸化作用が期待できる「β-カロテン」や「ビタミンC」、若返りのビタミンと呼ばれる「ビタミンE」、腸内環境を整える「食物繊維」などの栄養素がバランスよく含まれています。
栄養価の高い野菜として認知はある一方で、下処理に手間がかかることから料理に活用できていないという人も多いですよね。切るのがむずかしいという女性も多いでしょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、手間なく簡単にかぼちゃをいただく方法として「冷凍かぼちゃ」をご紹介します。秋にぴったりなかぼちゃレシピを、冷凍かぼちゃで手軽に作ってみましょう。
■40代・50代女性がかぼちゃを食べるメリット
抗酸化作用が高いビタミンの頭文字をとって「ビタミンACE(ビタミンエース)」と呼ばれています。かぼちゃにはこのビタミンACE全てが含まれているので、老け対策にも役立ちます。特に「ビタミンE」は、若返りのビタミンとの別名があるほどアンチエイジング効果が期待されている栄養素です。
ほか、かぼちゃには代謝を高める「ビタミンB群」、女性の生涯において必要な「鉄分」や「カルシウム」などのミネラルも含み、40代・50代の女性の悩みに寄りそってくれる野菜といえるでしょう。「食物繊維」も多いので、腸活にもおすすめです。
■太りにくいかぼちゃの食べ方
「糖質が高いかぼちゃを食べると太る」と思う人も多いですよね。
ですが、かぼちゃには「難消化性デンプン(レジスタントスターチ)」が含まれており、この成分は血糖値の上昇を抑制する他、食後の脂質吸収を抑えることなどがわかっています。
レジスタントスターチの増やし方
最近の研究で、かぼちゃをオリーブオイルで調理した後に冷蔵庫で冷やすと、レジスタントスターチが増えるということがわかっています。
ダイエット中の人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
■5分で完成!冷凍かぼちゃの活用レシピ2選
(1)カボチャスープ
材料(2人分)
・冷凍かぼちゃ 200g
・タマネギ 4分の1個
・水 100ml
・豆乳 200ml
・オリーブオイル 適宜
・顆粒コンソメ 小さじ2
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)冷凍かぼちゃと水、豆乳、薄切りにしたタマネギ、オリーブオイル、顆粒コンソメを耐熱性のボウルに入れて、電子レンジで加熱します。
(2)(1)をミキサーに入れて、なめらかになるまで攪拌します。最後に、塩とコショウで味を整えたら完成です。
(2)かぼちゃサラダ
材料(2人分)
・冷凍かぼちゃ 200g
・ツナ缶 1缶
・マヨネーズ、ヨーグルト 各大さじ1弱
・オリーブオイル 適宜
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)耐熱性のボウルにかぼちゃとオリーブオイルを入れて、電子レンジで柔らかくなるまで加熱します。
(2)(1)をマッシュしたら、油を切ったツナを入れて、マヨネーズ、塩、コショウで味を整えたら完成です。
40代・50代の女性にとって必要な栄養をたくさん含む「かぼちゃ」。冷凍かぼちゃをとり入れながら、日々の美と健康に役立てましょう。ダイエット中の人は、ご紹介した方法を参考に調理法を工夫してみてくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※かぼちゃ – カロリーSlism
※オリーブオイルにレジスタントスターチを増加させる効果があることを解明 – 日刊工業新聞