ほとんどの方が毎日行う「シャンプー」。日々の事となると改めてシャンプー法を見直すことも少ないと思いますが、美髪をキープするためにはインバスのお手入れが重要なカギとなることを知っていますか?
インバスのお手入れに1アイテムプラスするだけで、日ごろの洗髪が「美髪向上タイム」にチェンジします。ヘアジャーナリストの筆者が、インバスにプラスすべき秀逸アイテムとそのおすすめポイントをご紹介します。
■大人世代がバスルームにプラスすべきヘアケアアイテム
シャンプー&トリートメントは「手」で行う方が多いと思いますが、そのプロセスの過程で「スカルプブラシ」を使用してみましょう。スカルプブラシをプラスするだけで、今までのお手入れより多くのメリットが手に入ります。
使い方のコツ
ブラシを頭皮にピタっとつけたら、頭の形に沿ってブラッシングする感覚で洗浄します。最初に手で軽く頭皮を洗ってからシャンプーの仕上げとして使用するとよいでしょう。
■スカルプブラシメリット5つ
(1)髪の根元がふんわりする
シャンプーは髪だけではなく、頭皮の汚れもとるアイテムです。頭皮の汚れには皮脂やホコリ、スタイリング剤などがありますが、意識した洗浄をきちんとしないと頭皮に汚れが残って溜まってしまいます。これが毛穴を詰まらせる原因にもつながります。
同時に、そこから生えてくる毛髪に2つの悪影響を与えると考えられます。
(1)毛穴が詰まると出口が狭いため、細毛になってしまう
(2)脂汚れが残ると根元側の新生毛にその油分がついてしまうため、どうしても根元がペタンとしやすい
手では落としきれない頭皮の汚れを落とす
スカルプブラシは手では落としきれない頭皮の汚れを毛穴から洗浄する効果が高く、クリーンな頭皮に導きます。そのため、これから生えてくる毛髪が太く健康的に育ちやすく、根元側の毛に立ち上がり感を与えます。
毛の太さを実感するには少々の時間が必要ですが、根元のふんわり感を一日で実感する人もいます。「私の頭皮洗浄、お粗末だったかも」と思う人は、ぜひスカルプブラシを使ってみましょう。ブローの際、根元のフワッとした立ち上がりがすぐに感じられるかもしれません。
(2)頭皮マッサージをしなくても血流を促す
頭皮と髪の健康のために、頭皮マッサージが有効なことは広く知れ渡るヘアケア法です。ですが、忙しいつやプラ世代にとって「毎日のマッサージまで、なかなか手が届かない」という人は多いのではないでしょうか。
そんな人にも活用できるのが、スカルプブラシです。頭頂部から襟足に向かって繰り返しスカルプブラシを通すと頭皮に刺激が加わるため、マッサージ後のような血行促進が期待できます。
また、頭のこり解消にも役立つので、すっきり感もうまれます。
(3)トリートメントの効果アップを狙える
スカルプブラシは、トリートメント時にも効果を発揮します。
トリートメントを塗布したら、髪の中間から毛先にブラシを通して毛流れを整えましょう。こうすることで、内側の髪や毛量の多い耳後ろから襟足まで、均等にトリートメント剤が行き渡ります。
均一に塗布するだけで、髪がスムーズに
髪ダメージを感じる人の多くはトリートメントの付着が十分でないケースも多く、均一に塗布できるだけで髪のスムーズ感にも違いがうまれます。
また、トリートメントによる保湿がバランスよく行き渡ることで耳後ろや内側の髪の広がりを抑えられると感じる人もいるようです。
(4)髪の絡まり解消&キューティクルも美しく
シャンプーやトリートメント時の摩擦は、髪のもつれを誘発します。摩擦は髪ダメージの最たる原因のひとつで、繰り返すことでどんどん髪老化の加速を招きます。
インバスでスカルプブラシを使うと髪の絡まりが軽減されるので、スムーズにブローができ摩擦ダメージも最小限に抑えられます。
(5)スタイリングしやすい髪に
頭皮の汚れがきちんと落ちることで髪の根元が整い、その結果、根元部分の髪がフワッと立ち上がるようになります。また、髪のもつれやきしみも格段に減るので、面が整ってつややかさもアップするでしょう。
自分の目指すヘアスタイルをスムーズに作れるようになるのです。
日々なにげなく行うシャンプーですが、スカルプブラシをプラスするだけでまとまりと華やかさ、イキイキとしたシルエットの髪に導くことができます。自分の髪へのプレゼントとして、ぜひ1つ常備することをおすすめします。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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