アンチエイジングアドバイザーの筆者が「頭皮」や「髪」の専門家である細川ひろ子さんにお話を伺いながら、40・50代の方におすすめの朝のブラッシング方法やそれによって期待できる効果、使用するブラシ選びのポイントをご紹介します。
■ブラッシングのベストタイミングとは?
ブラッシングのベストタイミングを細川さんに伺ったところ、「朝のブラッシングにおすすめのタイミングは、スタイリングの前です」とのことでした。
■朝のブラッシングで期待できる効果
パサつきやツヤ不足が気になる髪にツヤやまとまりを出す効果が期待でき、スタイリングしやすい髪へ整えることもできるそうです。
このほか筆者の体験を通して、朝のむくみやくすみに関してもアプローチする効果が期待できます。
■老け髪を若返らせるブラッシング方法
(1)高めのポニーテールを作るような要領で、髪の生え際からポニーテールの位置に向かって髪をかき上げるようにぐるりと3周ブラッシングします。
(2)ヘアスタイリングに合わせて髪をなでるようにブラッシングします。この時、なでればなでるほどツヤが出ます。
全体を通して注意したいポイントは、下記の通りです。
・ブラッシングした髪をもう片方の手で軽くまとめて、邪魔にならないようにしながら行いましょう。
・心地いいと感じる強さで行ってください。
・後頭部は循環が悪くなりやすいので、後頭部から頭頂部に向かってのブラッシングも忘れずに丁寧に行ってください。
■筆者が実感!朝のブラッシング効果
細川さんに伺ったブラッシングの方法を筆者が実践してみたところ、たった一度のブラッシングでも画像のように目視で確認できる嬉しい実感がありました。
朝は顔のむくみやくすみが気になりがちですが、ブラッシングすることでフェイスラインがスッキリとし、顔の血色もよくなった印象でした。また、髪にはまとまりとツヤが出て若返ったような印象を受けました。
■使用するヘアブラシ選びのポイント
朝のブラッシングに適しているのは、「動物の毛でできているもの」がおすすめだそうです。動物の毛の油分でツヤが出やすいからです。
髪質を問わず使いやすいのは最も柔らかい豚毛のものですが、髪の硬い方や剛毛の方におすすめなのは硬い猪毛とのことです。
■朝のブラッシングにおすすめのヘアブラシ
ヘッドスパブラシ DX/ラ・カスタ
猪毛、豚毛、ナイロン毛の3つの素材の特徴を最大限に活かしたヘアブラシ。柄が握りやすいので手にフィットする感覚があり、軽いので髪を何度もなでても苦になりません。
ツヤとまとまりのある髪に導きます。
(税込価格5,500円 問い合わせ先:ラ・カスタ)
コンボパドルブラシ/ジョンマスターオーガニック
猪毛とマイナスイオンを放つ「トルマリン」配合のイオン毛との混合ブラシ。
人工工学に基づいた竹製のハンドルは持ちやすい絶妙な太さとフィット感を叶え、毛が太く広がりやすい髪もまとまりのある、サラサラでなめらかな髪へと導きます。
(税込価格3,740円 問い合わせ先:ジョンマスターオーガニック)
ヘアーブラシ №1880/かなや刷子
豚毛のブラシで、静電気を抑えながら獣毛の油でとかせばとかすほどつややかな髪へと導きます。
髪の太さや毛量は普通で、髪の長さがミディアムやセミロングの方におすすめです。
(税込価格3,300円 問い合わせ先:カナヤブラシ産業)
慌ただしい朝はあまりケアに時間をかけたくないと考えている方が多いかもしれませんが、朝のブラッシングを習慣にすることで髪も肌も若々しい印象に見せる効果が期待できます。ぜひ、朝のブラッシングを習慣にしましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
【細川ひろ子(ほそかわ・ひろこ)さん プロフィール】
美容師/管理美容師/毛髪診断士/認定講師 ラ・カスタ 銀座本店のメインセラピスト。ラ・カスタ製品のブラシの開発にも携わる。イベントやTV出演、NHKセミナー等でも活躍。著書は「解決!大人の髪のSOS」。
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【参考】
※ラ・カスタ
※ジョンマスターオーガニック
※かなや刷子