あなたは、今日一日の間にどれくらい腕を頭上にあげましたか?
実は、腕を上にあげることは、体型を美しく保つ上で非常に重要な動作になります。特に、腕を上げることは背中の筋肉を動かすことにつながります。逆に行っていなければ、背中のたるみにつながります。
しかし、日常生活で腕を頭上にあげる機会はなかなかありません。
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、背中をスッキリさせる、ベッドの上で30秒でできるストレッチを紹介します。
■腕を上げないことで血流が悪くなる
腕を上にあげないことは、背中のたるみを作ることにつながります。
腕を上にあげて肩の筋肉を動かすことにより、背中全体の筋肉が大きく動きます。それにより、背中全体の血流が良くなります。
逆に腕を上にあげないと、背中全体の血流が滞ってしまいます。その結果、血液やリンパなど体液の流れは滞り、むくみにつながりますし、背中の筋肉を使っていないと筋肉が減少し、脂肪が目立つようになってしまいます。
それらが積み重なって、気づいたら背中のたるみが目立ってしまうようになるのです。
■背中たるみの原因は「むくみ」
なぜ、体液の流れが滞ることが、背中のハミ肉につながるのでしょうか?
それは、背中にむくみができることが原因です。
あまり感じないかもしれませんが、背中・脇は非常にむくみやすい場所です。特に、運動不足によって体液の流れが悪くなることでむくみが溜まり、その結果、背中からお肉があふれてくることにつながるのです。
ですから、背中周りの筋肉を積極的に動かす必要があります。
■背中ストレッチのやり方
寝る前に30秒で背中の筋肉を動かし、柔らかくする「背中のストレッチ」のやり方を紹介します。
(1)ベッドやマットの上に、膝立ちになります。
(2)手のひらを上に向け、手を前に出します。
(3)肘を伸ばしながら、ゆっくり身体を前に倒します。
(4)頭を腕の間に入れ、脇の部分にストレッチ感を感じたら、30秒間キープしましょう。
背中のたるみは、日常的に腕を上にあげず、肩を動かさないことで起こります。肩を動かさないことが続くと、機能がさらに低下し、四十肩・五十肩につながってしまいます。ですから、背中のたるみをスッキリさせるためにも肩の機能を保つためにも、積極的に肩を動かしていきましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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