マスク生活も2年目後半戦の今、以前よりも顔のたるみが気になる、という声をよく聞きます。人と会う機会が少しづつ増えている今だからこそ、まずは顔のたるみの原因になる悪習慣を知って対策をしていきましょう。
エステティシャンの筆者が、顔のたるみ対策に役立つ5つの習慣をご紹介します。
■顔のたるみ対策に!今すぐするべき5つの習慣
(1)よく噛んで食べる
まずは、よく噛んで食べる習慣をつけましょう。
食べ物は口の中でしっかり噛まないと、胃腸に負担がかかり、消化器系の不調を起こしやすくなります。その結果、太りやすくなったり、疲れやすくなったり、そして肌荒れの原因になったりします。
しっかりとよく噛むことで、咀嚼筋という顔の中でも大きなパーツの筋肉を使うので、それだけでもたるみ予防につながります。
まずは「一口ごとに30回噛む」のを目標に意識してみましょう。
また、左右どちらかの歯で噛む癖がある人は、意識してまんべんなく噛むように心がけましょう。片方だけで食べる癖があると、口角の高さやフェイスラインやほうれい線の左右差にもつながってしまいます。
(2)頬杖をつかない
頬杖をつく姿勢は、背中や肩が丸まり、横からみた時にお顔が肩のラインよりも前に出ている状態です。
この姿勢自体がたるみの原因になる上に、頬杖をつくことで、左右の歪みまで助長します。
頬杖をつく癖のある人は、まずは「頬杖に気がついたらやめる」というところから、始めてみてください。
(3)仰向けで寝る
横向きやうつ伏せ寝の姿勢は、お顔の歪みや左右差、そして食いしばりの原因にもなります。
とくに毎日左右どちらかを下にして寝ている場合は、ほうれい線やフェイスラインの深さや長さ、たるみに左右差がでることも少なくありません。
また、うつ伏せ寝は酸欠状態になりやすく、美容にも健康にも悪影響が。
寝返りなどで無意識に体勢を変えてしまうこともありますが、まずはお布団に入った最初だけでも、仰向けで寝る習慣をつけていきましょう。
(4)下を向く姿勢をしない
パソコン作業やスマホを見るなど、気がつけば「顔が下を向いている」シーンが多くありませんか?
下を向く姿勢では背中の筋肉が緊張し、身体の前側の筋肉が緩みます。この姿勢を続けると、お顔のたるみの原因に。
また、下を向くと自然と奥歯と奥歯が噛み合わさり、エラ部分の筋肉の張りの原因にもなります。エラの張りは、顔が大きく見えたりほうれい線の原因になったりします。
いつも完璧な姿勢をとるのは難しいですが、スマホやPCの画面をみるときに、「顔を上げた状態で視線のまっすぐ先」になるように画面の高さを調整することなどを、意識してください。
(5)鼻呼吸をする
マスクをしていると、無意識のうちに口呼吸になりがちです。しかし、口呼吸になると舌や舌周りの筋肉が衰えて、二重顎やフェイスラインのたるみの原因に。
感染症予防の意味でももちろん、口腔内の健康のためにも美容のためにも、なるべく鼻呼吸を習慣づけましょう。
ひとつひとつは小さな習慣でも、毎日、何十分、何時間積み重ねることが、未来の自分の身体や顔をつくっていきます。全て完璧にするのは難しいですが、まずはできるところから「最初の一歩」を踏み出してみませんか? 「何もしていないのに綺麗、若々しい」という人は、身についた「小さな良い習慣」を持っています。今日から意識できることに、ぜひトライしてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松 麻美)
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