「ダイエットを頑張っていても、ふくらはぎがなかなか細くならない」と悩んでいませんか? ふくらはぎは脂肪以外にも太くなる原因があり、それに対して適切にアプローチしなければ細くなりません。
女性の体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、パンパンに張ったふくらはぎをスッキリ細くするための、マッサージボールを使ったマッサージ方法を紹介します。
■ふくらはぎの太さはむくみが原因
ふくらはぎは身体の構造上、非常にむくみやすい部位です。血液を含めた体液は身体を循環していますが、重力によって下に落ちやすく、上に上がりにくくなっています。そのため、ふくらはぎを始め、足首・足部には特にむくみがたまりやすいのです。
夕方以降、仕事終わりに「膝下がパンパンに張っている」と感じた経験のある方は多いのではないでしょうか?
むくみは余計な水分ですから、たまりすぎると当然、ふくらはぎを太くしてしまいます。
ですから、むくみをためないことはもちろん、たまってしまったむくみをケアする必要があるのです。
■腓腹筋をほぐすことが大切
では、ふくらはぎのむくみを改善するためにはどうすればいいのでしょうか?
そのポイントは、ふくらはぎの筋肉にあります。
ふくらはぎや足にたまったむくみをスムーズに循環させるためには、足部やふくらはぎの筋肉を収縮・弛緩させ、ポンプのようにして上部に送り返すことが重要です。
ふくらはぎでその働きを担うのは、非常に長い筋肉である腓腹筋です。
この腓腹筋を効果的にマッサージすることで筋肉の収縮・弛緩を起こし、むくみを改善して、ふくらはぎをスッキリさせることが出来ます。
■ボールを使ったふくらはぎのマッサージのやり方
今回は、100円ショップでも販売されている「マッサージボール」を利用したマッサージの行い方を紹介します。
(1)マットや布団の上に座り、脚を伸ばします。
(2)ボールを、ふくらはぎの外側上部(膝のやや下・膨らみ始めているあたり)に当てます。反対側の脚は立てておきます。
(3)軽く圧迫感を感じる程度にボールを押し当てて、前後にゆっくりと大きく転がしましょう。少し転がしたら、今度はボールを先ほどよりも少し下に当てて、また前後にゆっくり転がします。ボールの位置を少し下に移動させて同じ動きを繰り返し、足首まで行います。全部を1分くらいかけて行いましょう。
(4)次に、ふくらはぎの内側を同様に、1分間かけて下までほぐします。
(5)反対側のふくらはぎも同様に行います。
(6)左右、内外のふくらはぎを、それぞれ1分間行いましょう。
注意点
軽く圧迫感を感じる程度で十分に効果が出るので、あまり強く押しつけすぎず、痛みが出るほど当てることはしないようにしましょう。
腓腹筋は膝からかかとまで長く、縦に付着しています。これにそってゆっくりと大きくマッサージすることで、効果的に行うことができます。ベッド脇にマッサージボールを置いて、一日の最後、寝る前に軽くやってみてくださいね。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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