筆者は普段からジムでレッスンをしており、実年齢を聞いてビックリする美魔女の方と多く接しています。そんな筆者が出した結論は、「美しい人は積極的に身体を動かしている」ということです。
ピラティスやヨガ、有酸素運動など、自分に合ったものを継続されている人の肌つやはよいですし、笑顔もステキな人が多いと思います。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、運動を習慣にするべき理由と、自宅で簡単にできるスクワットエクササイズをご紹介します。ご紹介するエクササイズは少しハードですが、効果は抜群です。
■諦めないで!40・50代の運動習慣が大切な理由
「疲れがとれない」「手首が痛い」「指がこわばる」「イライラする」など、40・50代には自分自身への不安が慢性的なストレスとなりやすいです。慢性的なストレスにより脳に“生存環境が悪化している”と伝わると、手っとり早く改善策として、カロリーの高いエネルギーを摂ろうとします。
栄養を摂る→身体を動かすというサイクルに戻ればよいのですが、栄養を摂っただけで身体を動かしている人は少ないと思います。すると身体は「まだ食糧不足? 生存環境の改善ナシ」と判断して、なるべく代謝を抑えるよう働いてしまいます。
40・50代は以前より新陳代謝が落ちているので、「余分な食べ物は脂肪として蓄えられる」「使わない筋肉量は減る」「関節への負担が増える」「免疫力も低下して体調不良」といった負のスパイラルに陥りやすくなります。
以上の点からみても、運動習慣が40・50代の人にとっていかに大切かがわかるかと思います。
■1分で効果抜群!?チェアスクワット
では次に、骨密度を上げて下半身の筋肉量を維持するボディシェイプ効果のあるエクサササイズをご紹介します。
ご紹介するエクササイズは、片脚をイスに乗せて行うスクワットです。ダンベルの重さは1キロ〜5キロくらいを目安にしてください。ダンベルがないという人は、ペットボトルを代用するなどをしてくださいね。
動作のポイント
ゆっくり丁寧に行い、回数よりもクオリティを大切にしてください。体幹がぶれていないか、膝がつま先より前に出ていないかなど、細かくチェックしてください。
期待できる効果
・ヒップアップ
・お腹周りの引締め
・下半身の筋力アップによる冷え、むくみ改善
・体幹の強化による猫背姿勢の改善
・加齢による体重増加の改善効果大
・運動することで血流も促され、肩こり、目の疲れ、だるさの解消効果
実践回数&期間
週3〜4回実践すれば、ボディラインに変化が感じられるはずです。
「チェアスクワット」のやり方
(1)ダンベルを持ち、姿勢を整えます。左足の甲をイスに乗せます。
吐く息と共にお腹を腰に引寄せ、腰はお腹を押し返すようにドローイング状態を維持し体幹を安定させます。
(2)吐く息とともに両膝が直角に曲がる位置まで腰を下げる→伸ばすを5回繰り返します。膝がつま先よりも前に出過ぎないようにし、上半身の姿勢が変わらないよう注意してください。
(3)反対側も同様に動作を繰り返します。
動作中に「ふらつく」と思ったら、太ももの間に何かを挟んでいるようなイメージをし、中心軸(背骨のライン)に両脚を引き寄せる意識をもってみてください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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