ボブやロブ(ロングボブ、やや長めのボブ)くらいの長さは、意外とヘアアレンジが難しいなと感じたことはないでしょうか?
ロングは毛束を前に持ってくれば巻きやすかったのに、ロブやボブは巻きづらく、コテやヘアアイロンでやけどしてしまいそうと感じている方も多いと思います。
だからといって、ただ一つに結ぶとなんだか老けて見えたり、物足りなく感じたりしがちですよね。
今回は、少しすっきりまとめたいなと思う日に簡単にできる、こなれ感が出る一つ結びをご提案させて頂きます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
■ボブ&ロブでもできる若見えひとつ結びアレンジ
(1)ひとつ結びのベースを作る
まずは、髪の毛のベース作りです。
今回は毛先は巻かず、顔周りと表面の一部分だけを巻いて動きを出していきます。
朝起きて、あまりにも毛先がはねている場合は、水で濡らして寝ぐせ直しだけしましょう。
1~4の順で、顔まわりと表面の一部を根元から毛先まで巻いていきます。このとき、巻く箇所と巻かない箇所を交互に作りましょう。
【ベース作りのポイント】
(1)顔まわりは柔らかさを出すため巻いています。顔まわりに柔らかさはいらないという方は巻く必要はありません。
(2)表面の一部だけ巻く理由は、巻く箇所と巻かない箇所を作ることで立体感が出やすくなるためです。
ポイントを意識して巻くことにより、巻く箇所が少なくて済み時短にもなりますよ。
今回は32ミリのコテを使用しています。
(2)髪を二つに分けて結ぶ
ベース作りが出来たら、全体にワックスをつけて髪の毛を二つに分けて結んでいきます。
ここでポイントになるのが、髪の毛を二つに分けて結ぶこと。
二つに分けることにより、表面の髪の毛や他の結んだ部分を崩さずに、ルーズにアレンジすることが出来ます。
特にボブの長さで起こりやすのが、「一つに結んだ髪の毛をルーズにくずそうとしたら、せっかくまとめていた短い髪の毛がくずれてぐちゃぐちゃになってしまう」ということです。
上の写真のような状態です。
ですので、固定したい部分とルーズにくずしたい部分を二つに分けて結び、アレンジしやすくしましょう。
こめかみから下の部分をタイトに結び、残ったトップの部分を手ぐしで軽くとかしながらまとめたら完成です。
タイトに結ぶ下の部分は、トップの髪の毛で隠れるため、きっちり分けなくても大丈夫です。
(3)ルーズにくずす
結んだら引っぱり出してルーズにくずしましょう。
【ルーズにくずす時に意識したいポイント】
(1)ただルーズにくずすのではなく、頭の丸みに沿ってくずすこと
ルーズにくずしていたらぐちゃぐちゃになってしまい、原型が分からなくなってしまった…と一つ結びのくずし方についてご相談をうける機会が多いのですが、それは頭の丸みを意識していないからだと思います。
ヘアスタイルをアレンジするうえで、頭の丸さからかけ離れたヘアスタイルに仕上がると、ただ頭が大きく見えてしまいます。
これは、カットラインでもいえることで、美容師も頭の丸さを意識して、カットしたり、ヘアアレンジをしたりしています。
上の写真の部分のように、頭の丸さがある部分をルーズにくずすことで、メリハリのある仕上がりになりますよ。
耳まわりの部分はルーズにくずしすぎてしまうと、全体的に丸さが出すぎてしまい、和装っぽくなってしまうため、あまりくずしすぎないように気をつけましょう。
(2)ルーズに引っぱり出す時に、固定されている場所から引っぱり出すとくずれづらい
固定されていない場所を引っぱり出すと、ぐちゃぐちゃにくずれやすいため、固定されている場所から引っぱり出しましょう。
一度引っぱり出した場所もくずれやすいため、もう少しくずしたいなと思う時は慎重に引っぱり出しましょう。
仕上がり写真です。
ボブやロブは短いため、毛束でゴムを隠すと短い髪の毛がピンピンと出てきてしまうため、お洒落なゴムかヘアアクセサリーをつけると、よりこなれ感が増しますよ。
(4)さらに柔らかい雰囲気を出したい方は毛先も巻く
ロブくらいの長さがあると、多少毛先も巻きやすいと思いますので、さらに柔らかい雰囲気を出したい方は、毛束を分けて巻き、少しだけ動きを出しましょう。
髪が短いため毛先は19ミリのコテを使用しております。
毛先を巻くことにより、先程よりも柔らかい仕上がりになります。
少しアレンジを加えたり結び方を変えるだけで、髪の毛が短くても、こなれ感が出る一つ結びを楽しめますよ。
ぜひ試してみてください。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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