女性なら誰もが気になる「ぽっこり下腹」。その原因のひとつに、骨盤まわりの筋肉や関節のいわゆる「ゆがみ」があります。
「骨盤まわりのゆがみ」は、私たちが意識せずに毎日何気なく行っている動作や、ついついやってしまっている癖によって引き起こされます。ゆがんだ骨盤まわりをそのままにしておくと、ポッコリお腹になるだけでなく、いろいろな不具合を引き起こします。
アラフィフ・フィットネス美トレーナーの筆者が、おうちで気軽にできる簡単骨盤矯正エクササイズを紹介します。動画もありますので、ぜひ一緒に行ってみてくださいね。
■骨盤とぽっこりお腹の関係は?
骨盤がきちんとした正しい状態とは、骨盤が垂直(骨盤がまっすぐに立っている)な状態です。その場合、私たちの姿勢も自然に背筋がすーっと伸びた美しい姿勢になります。背筋が伸び、お腹も伸びて、内臓も正しい位置になります。
しかし、私たちは携帯を見ている時や、テレビをみている時、多くの場合、腰も丸くなり、猫背になって、いわゆる「骨盤がゆがんでいる」状態になりがちです。骨盤まわりがゆがむと、猫背になり、お腹の筋肉が緩みます。
試しに猫背の時に自分のお腹を触ってみると、お腹の筋肉が緩んでいるのがわかると思います。
だんだんと筋力が衰えて低下して、正しい姿勢を維持することも出来なくなって、ついつい自分のラクな姿勢をとるようになっていませんか?
骨盤まわりがゆがむことで内臓が下がり、ぽっこりお腹になりやすくなってしまいます。
■「おしり歩きエクササイズ」で骨盤矯正
骨盤矯正にもなる「ヒップウォーク」を紹介します。
(1)足を伸ばし、背筋を伸ばして「骨盤を立てる」
足を前に伸ばして座り、背筋を伸ばし、骨盤を立てるようにしましょう。
ひざを軽く曲げて構いません。慣れないうちは手を振りながら、慣れてきたら両腕は胸の前でクロスします。
(2)おしりで前へ「歩く」
背筋を伸ばしお腹を引き上げて、右のおしりと左のおしりを交互に引き上げて、「おしりで歩く」ようなイメージで前に進んでみましょう。
(3)おしりで後ろに「歩く」
前に10回位進んだら、今度は後ろにも10回位戻ってきましょう。
(4)繰り返す
(2)〜(3)を繰り返し、前後に3〜5往復してみましょう。
やってみるとわかりますが、しっかりとお腹を引き上げて骨盤を立てた状態で行わないと、全然進めません。
前後に進むことよりもまずは、お腹を引き上げて骨盤をしっかりと立てた状態でおしりで歩くようにしてみましょう!
目線は前をみて、背筋を伸ばしてお腹を上に引き上げるようにしながら、おしり歩きエクササイズをしましょう。
悪い例
下記の写真が悪い例になります。
背中も腰も丸くなっていて、目線も下向きになってしまいます。これではお腹に力も入らず前後に進むことができません。
こうならないよう気をつけてくださいね。
骨盤矯正エクササイズを行うことで、骨盤まわりのゆがみが整って下腹もすっきりしますので、動画を見ながらぜひ行ってみてくださいね。おうちでテレビを見たり、子供たちと一緒に競争したりしながら行うと、楽しくできますよ。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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