実は「シラス」は、更年期世代にとって必要な栄養素がしっかりとれる、便利で手軽な食材です。ぜひ、いつもの食卓にプラスしてください。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、シラスの効能とおすすめのレシピをご紹介します。
■更年期世代に必須の栄養素が豊富
更年期世代に不足しがちな栄養素に、「カルシウム」と「ビタミンD」が挙げられます。いずれも骨の健康に関わっている大切なものです。
更年期を迎えると、骨の健康に関わっている女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ってしまうために、骨密度が低下する場合があります。
シラスはカルシウムとビタミンDが一度にとれる食材なので、骨粗しょう症対策のためにも、積極的にとってください。
■自律神経を整えてくれる効果も
更年期による自律神経の乱れから、不快な症状に悩む方は多いと思います。その悩みにアプローチする栄養素に「ビタミンB12」があります。シラスにはビタミンB12が豊富に含まれています。
■シラスの栄養が効率的にとれるおすすめレシピ3つ
更年期世代に嬉しいシラスですが、その栄養素は余すことなく効率的にとりたいものです。身体への吸収率アップを狙うレシピをご紹介します。
(1)シラスとわかめのバター炒め
シラスに含まれる「カルシウム」は「マグネシウム」と、「ビタミンD」は動物性のオイルと一緒に調理すると吸収率が上がります。マグネシウムを豊富に含むわかめとバターで作る、あと一品欲しいときの時短レシピです。
材料(作りやすい分量)
・塩蔵わかめ 60g
・シラス 30g
・バター 大さじ1/2
・しょうゆ 小さじ1
・おろししょうが 小さじ1/2
作り方
(1)塩蔵わかめを水洗いしたあと水に3分ほど漬けてよく絞り、食べやすい大きさに切っておきます。
(2)フライパンでバターを熱し、(1)とシラスを加えてさっと炒め、しょうゆとおろししょうがを加えて炒め合わせれば完成です。
(2)シラスポテトサラダ
「カルシウム」は「ビタミンC」ととることでも吸収率が上がります。ビタミンCの宝庫のじゃがいもを使って、目先の変わったポテトサラダをどうぞ。
材料(作りやすい分量)
・シラス 大さじ2
・じゃがいも 2個
・マヨネーズ 大さじ1
・ゆで卵 1個
・塩、こしょう 適宜
作り方
(1)じゃがいもは皮付きのまま茹で、熱いうちに皮をむいたら木べらでつぶして粗熱をとっておきます。
(2)茹で卵は刻んでおきます。
(3)(1)をマヨネーズで和え、(2)とシラスを加えて和えたら、塩、こしょうで味を調えれば完成です。
(3)シラスの中華風スープ
シラスに含まれている「ビタミンB12」は水溶性のビタミンですので、スープなど汁ごと食べられる料理も効率よく栄養素がとれます。
材料(作りやすい分量)
・シラス 40g
・水 500ml
・卵 1個
・中華だしの素 大さじ2/3
・しょうゆ 小さじ2
・片栗粉 大さじ1
作り方
(1)鍋に水を注ぎ、シラスを加えて沸騰させます。
(2)(1)に中華だしの素、しょうゆを加えてひと煮立ちさせます。
(3)(2)の火を弱め、溶いた卵を静かに加えます。
(4)水大さじ1(記載外)で溶いた片栗粉を加えて混ぜ、とろみがついたら完成です。
スーパーでもコンビニでも買える身近な「シラス」。頼れる栄養源として毎日の食生活にとり入れて、健やかな心身にお役立てください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※ビタミンB12 – わかさ生活