40・50代になり、「ヘルシー食材を摂っているのになかなか痩せない!」と感じる方は多いのではないでしょうか。そうはいっても、「カロリーを気にするのも大変!」ですから、何を食べていいのか悩みますよね。
ヘルス&ビューティーコンシェルジュの筆者が、ダイエットに悩む40・50代が積極的に取り入れたい食材をご紹介します。
■40・50代のダイエットは「海藻」を食べよう
海藻といえば「カロリーが低い」「ヘルシー」なイメージがありますが、実はそれ以上に嬉しい効果がたくさん! 痩せたい40・50代にとてもおすすめの食材です。
(1)なぜ40代・50代は痩せにくいの?
人の脂肪細胞には脂肪を貯め込む「白色脂肪細胞」と、脂肪を燃焼する「褐色脂肪細胞」があります。
褐色脂肪細胞は子どもの頃は活発ですが、年齢を重ねるにつれて数も働きも減少します。とくに40代以降は一気に減るため、褐色脂肪細胞の働きだけでは脂肪が燃焼しきれず、痩せにくくなるというわけです。
(2)どうして海藻がおすすめなの?
脂肪が燃焼しきれないのならば、余計な脂肪を貯め込みたくないですよね。
そこで登場するのが海藻です。海藻に多く含まれる「フコキサンチン」という成分が、本来脂肪を貯め込む役割の白色脂肪細胞に働きかけ、余計な脂肪を燃焼してくれます。
他にも、フコキサンチンには、血糖値の上昇抑制やメラニン産生抑制・コラーゲン生成促進などの働きがあるため、エイジングが気になる40・50代が積極的に摂りたい食材なのです。
■痩せたい40・50代の海藻の摂り方
(1)おすすめの海藻は?
痩せたい40代・50代には、海藻の中でもフコキサンチンが含まれている「褐藻(かっそう)」がおすすめ。褐藻(かっそう)の主な食材は、アカモク・アラメ・昆布・ワカメ・ひじき・もずく……などで、とくにアカモク・アラメには多く含まれています。
(2)おすすめの食べ方は?
フコキサンチンは熱に弱いとされているので、サラダや酢の物にしたり、そのままポン酢やドレッシングなどをかけて食べたりするのがおすすめ。
ワカメなどお味噌汁の具に使う時には最後に入れ、できる限り沸騰させすぎないのがポイントです。
(3)食べ過ぎには注意!
40・50代に嬉しい効果ばかりの海藻ですが、痩せたいからといって食べ過ぎもNGです。
海藻には「ヨウ素」が含まれており、摂取しすぎると甲状腺の働きに影響が出てしまいます。サラダに添える、小鉢に盛るくらいの量を目安に摂取しましょう。
もともとヘルシーなイメージの海藻ですが、健康的にきれいに痩せたい40・50代にはとても嬉しい食材です。普段の食事に少し添えてみてはいかがでしょうか。
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※フコキサンチン – わかさ生活
※フコキサンチン(PDF) – オリザ油化
※褐色色素フコキサンチンの機能性と有効活用(PDF) – 農業水産・食品産業分野 産学連携支援サイト
※技術用語解説 フコキサンチン – 日本食品化学工学会