「運動をしないといけないのはわかっているけれど、なかなか実行できない」「実行できても三日坊主で終わってしまう」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
どうすれば運動を継続できるようになるのでしょう?
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、三日坊主で運動をやめてしまう人が意識するべきことについて解説しました。
■三日坊主で運動をやめてしまう人が意識するべきこと
スケジュールにいれてリマインダーをかける
運動を習慣化するために最初に行うべきことは、運動をスケジュールし、予定時間になったらリマインダーで知らせることです。
予定に入れてリマインダーすることで、運動することに意識が向けられ継続しやすくなります。
習慣になっていないことは意識が向かないと実行できません。意識がなければ運動する予定自体を忘れてしまったり、他の予定を引きずって「まあ、明日でいいか」と考えてしまったりで、なんだかんだ実行しません。
家の片付けを延々と続けてしまったり、動画共有サイトの動画を「あとちょっと……」と見続け、「もう寝る時間だ……」となったりします。
しかし、カレンダーに予定を書き込むことで「運動をする」と意識が向きますし、リマインドで運動に意識を向かわせることで運動を継続しやすくなるのです。
手始めに、スマホに最初から入っているリマインダーアプリを使って、「運動」「ヨガ」などと入力しましょう。日時まで指定してリマインドし、終わったらチェックをつけましょう。それだけで違ってくるはずです。
予定外のことが入ったら運動予定を飛ばす
運動をしっかりと予定に入れたとしても、予定外のことはよく起こるもの。家庭内や仕事でのトラブルから運動を行う時間がとれないことがあります。
そういう場合は、躊躇することなく運動の予定を飛ばして寝ましょう。そして、次回予定していた日時にいつも通り行うようにしましょう。
そもそも、運動は1日休んだくらいでなんの問題もありません。1日休んだら取り返すのに3日かかるみたいな話も聞いたことがあるかもしれませんが、それはアスリートの話、しかもその中でも間違った知識です。一般の人の健康では1日休んだくらいで変化はありません。
それよりも、大切なことは断続的にでも続けること。やるのとやらないのでは大違いです。
予定外のことが入って運動が出来なくても落ち込む必要はありません。いつも通り過ごすようにしましょう。
楽しいと感じる方法で行う
運動を継続するためには、何より「運動自体が楽しい」と感じることが大切です。健康やダイエットのためといえど楽しくなければ続きません。
例えば、厚生労働省は「運動の習慣がある人」を、週2回以上、1回30分以上、1年以上、息がはずむ程度の運動(有酸素運動)を行う人と定義しています。
確かにとても大切なことなのですが、これを行うのが苦痛になってしまったらそもそも続きません。有酸素運動が好きな人もいますが、嫌いな人もいます。
一方で、運動の選択肢はたくさんあります。動画共有サイトではHIITと呼ばれる運動や、自宅でできる筋トレ、ヨガ、ピラティスなどさまざまな動画があります。有料のオンラインフィットネスなどもあります。
また、一般的なフィットネスクラブでは筋トレやエアロビクス、水泳などができます。中にはボクシングジムでフィットネスを提供しているところも。ボルダリングジムなどに行っても良いでしょう。
とにかく、運動する方法は幅広くたくさんあります。
その中から、自分がつまらないと感じたものはすぐやめて、他の楽しそうな運動をたくさんやってみても良いでしょう。飽きやすいならいろいろな運動をローテーションしてやっても楽しいかもしれません。
その中から自分に合った楽しい運動ややり方を見つけましょう。そうすると自然と運動は継続できていると思います。
運動は、やらなくても生活をすることができて必要に迫られにくいため、継続することがとても難しいと感じています。しかし、健康的に体型を維持・改善するためには必ず必要になります。
続けるためには、やっていてい楽しい運動を見つけ、それを無理なくスケジュールすることが大切です。楽しめる運動で健康的に美しい体を作っていきましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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