「若い頃と同じ食事や生活をしているのに、40歳を過ぎてからなんだか以前よりも太りやすくなった気がする」と感じてはいませんか? それは代謝の低下が関係しているかもしれません。
フィットネス美トレーナーの筆者が、太りにくい身体を作るための代謝アップエクササイズをご紹介します。
■朝の運動で「代謝アップ」のスイッチをオン
基礎代謝とは、体温調整や呼吸など、私たちが座っていたり寝ていたりするだけでも必要になるエネルギー消費のことです。その基礎代謝は、残念ながら年齢を重ねるにつれてどんどん低下していきます。一般的に10代(男性は15~17歳、女性は12~14歳)をピークに年齢とともに筋肉量が減少し始め、各臓器のエネルギー消費率も低下します。
私たちの身体のリズムは「交感神経」と「副交感神経」の2種類の“自律神経”によって支配されています。活動的にしている時には「交感神経」が優位になり、寝ていたりリラックスしているときには「副交感神経」が優位に働いている状態です。
活動的な交感神経が優位に働くと血流が良くなり、体内のエネルギーを消費する基礎代謝もアップします。なので、朝にこうした交感神経への刺激となる運動をすることによって、基礎代謝アップが期待できます。
■朝は無理せず長く続けられる運動を
「今日から朝の運動を始めるぞ」と意気込みすぎて、3日坊主で終わってしまっては意味がありません。そのためにも、自分にとって無理なくできる範囲の運動から始めることがとても大切です。
朝のジョギングや散歩から始めても良いですし、それらが朝からはハードだと感じるのであれば、起きてから部屋のなかでストレッチをすることから始めても良いでしょう。大切なのは、どれだけハードに運動したのかではなく、朝の運動を自分の生活パターンの一部として長く続けることです。
まずは各自のレベルに合わせて、長く続けられることを行ってみてください。
■おすすめの「代謝アップエクササイズ」
朝の運動を何から始めたら良いのかわからないという人もいるでしょう。代謝アップのための朝のおすすめ運動は以下です。
・ウォーキング
・ストレッチ
・ヨガ
・ジョギング
・スクワット
朝起きたばかりの時は、交感神経の働きが鈍く身体もまだ覚醒していない状態です。その状態で無理に身体を動かすと大きな負担になったり、怪我をしてしまう可能性もあります。なので、ジョギング等をする場合は、まずはストレッチ等の準備運動も忘れないようにしてください。
朝の運動は代謝アップのスイッチとなるので、健康のためにはとても良い習慣です。「普段よりも1時間早く起きよう」「朝からヨガスタジオに通ってみよう」といきなり無理をするのではなく、まずは30〜20分早起きして何かを始めてみてください。
自分の生活リズムに合った運動を、ぜひ取り入れてみてくださいね。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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