毎日、長時間同じ姿勢をとり続けている人は、頑固な肩こりに悩んでいるのではないでしょうか。パーソナルトレーナーの筆者が、座りながら簡単にできる肩こり解消エクササイズをご紹介します。
■肩こりの主な原因
長時間同じ姿勢
肩こりの大きな原因のひとつに、長時間同じ姿勢でいることが挙げられます。同じ姿勢をとり続けているということは、筋肉をあまり動かしていないということです。その状態を長時間継続することで、筋肉が固まりやすくなってしまいます。
また、同じ姿勢をとり続けることで、特定の筋肉に負担をかけ続けていることになります。その結果、その部位の筋肉に疲労がたまって肩こりになる場合があります。
最近は、自宅にいる時間が増えたことで同じ姿勢をとり続けていることが多いので、非常に肩こりを起こしやすい状況と考えられます。
運動不足
定期的な運動習慣がない人も、肩こりになりやすいと考えられます。
日常的に筋肉の動きが少ないと、筋肉は衰え固くなりやすいものです。その状態で、毎日同じ姿勢をとり続けることで、さらに筋肉が固くなると、肩こりが発生しやすくなります。
また、筋肉量が少ないと、肩こりが改善されにくく回復しにくい場合もあると考えられます。ですから、日常的に運動をして筋肉を動かしてほぐすことは、肩こり解消のために非常に重要です。
■肩甲骨周りの筋肉を「まとめて動かす」のがおすすめ
長時間同じ姿勢をとり続けていると、首から肩のあたりにかけてこりを感じることがあると思います。その場合、肩甲骨を動かす筋肉が固くなっている可能性があります。
この筋肉は、肩甲骨を大きく動かすことでほぐすことができます。肩甲骨を大きく動かすためには、腕を上にあげることが最も効率的です。
腕を上にあげて肩甲骨周辺の筋肉をほぐすエクササイズ「ショルダー・プレス」をご紹介します。
■座ったまま15秒!「ショルダー・プレス」のやり方
(1)背筋をまっすぐ伸ばし、手のひらを耳の横にもってきます。
(2)頭の上で両手をタッチします。これを10回繰り返しましょう。
肩甲骨周りの筋肉を動かさないと、肩甲骨周りの筋肉量はどんどん減ってしまいます。日々の生活のなかで意識して動かし、肩こり対策をしましょう!
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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