大人は様々な事情で、苦手なタイプと笑顔で付き合わなけらばならないこともしばしばあります。
しかし無理をしすぎるとストレスとなり、心身ともにダメージを受けることに……。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラーである筆者が、苦手なタイプとうまく付き合うコツをご紹介します。
■苦手が相手に伝わると人間関係のこじれに
人間ですからもちろん相性もありますし、苦手はあって当たり前です。
ただし、「この人苦手……」という感情を態度に出していると相手も察知し、人間関係がこじれて複雑になることもあります。
そのため、相手と話すときの言葉だけでなく、「非言語コミュニケーション」と呼ばれている表情・態度・仕草にも気を付けなければいけません。
しかし、人間関係を円滑にするために、自分が「苦手」とする相手に笑顔で接したり、親切にしたりするのは難しいものです。
相手のことばかりを考えているとストレスになるため、適度な付き合い方をするのがおすすめです。
■苦手なタイプと付き合うコツは?
苦手な人と関わらざるを得ない場面でも、気まずい場面は避けたいものですよね。
そこで、苦手なタイプとの上手な付き合い方のポイントを、3つお伝えします。
相手の何が苦手かを分析する
まずは相手を苦手だ、ということを受け入れたうえで、どこが苦手なのかを明確にしてみましょう。
苦手な理由を自覚すると、その状況に遭遇したとしても「想定内」のこととして受け止められ、冷静に対処しやすくなります。
さらに「この人はこういう人なんだな」と客観的に捉えることで、苦手な部分に囚われている感情を少しやわらげ、苦手な部分から意識を遠ざけられます。
相手を変えようとしない
「過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」という言葉はご存知ですか?
こちらの言葉は精神科医のエリック・バーンが言ったという説もあるのですが、じつは誰が言ったかは不明です。
ですが、この言葉のとおり人は変わらないと思っていた方が吉。人を変えようと思っても大変な労力を要し、自分が疲れてしまいます。
もし変えられるとしたら、それは自分自身の捉え方。
苦手な人の苦手な部分にフォーカスするのではなく、その人の他の部分を見てみましょう。
一定の距離を保って接する
苦手な相手と必要以上に接する必要はありません。
近くにいると、相手の苦手な部分にばかり目がつくようになってしまうのは仕方のないことです。
なので、関わらなければいけないときだけお付き合いするように心がけ、その他の時間は物理的な距離をおくことで、ストレスを軽減できます。
苦手な人と無理をして仲良くする必要はありません。ただ、相手のペースに流されないよう、自分自身の意思や気持ちもしっかり持っておくことも大切です。苦手な人とは適度な距離を保ちつつ、ストレスが少なくなるような過ごし方を見つけてくださいね。
(美容ライター/心理カウンセラー 北口 慈子)
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