40歳を超えると体形の変化を感じて、ダイエットをする人が多くなります。しかし実は、体重を落としても「見た目が痩せない」という悩みが、多いことをご存知でしょうか?
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、40・50代が痩せ見えしにくい理由と行うべき運動をご紹介します。
■40・50代は「体重を落とすだけ」ではNG
40・50代以降は、食事制限などで体重を落とすだけでは、痩せて見えない状態である可能性が高いです。
筋肉量が減って体脂肪が増えやすいことや、姿勢の崩れが関連しています。
筋肉量が減って体形が崩れやすい
40・50代が太って見える原因の一つは、筋肉量が減少し、脂肪が増えることです。
人は運動習慣がないと、20歳ごろをピークに徐々に筋肉量が低下し、脂肪が増えていきます。
そんな脂肪は筋肉と比較して、同じ重さでも約20%サイズが大きく、柔らかく下に垂れやすいという特性があります。
体形を整えるためには、筋肉を増やして脂肪を減らすことが大切です。
姿勢が悪くなり体形が崩れやすい
姿勢の崩れも、体形を崩す大きな原因となります。
女性に多い、悪い姿勢の代表が反り腰です。背骨が過剰に反り返って腰に負担がかかるうえ、体形にも大きな影響を及ぼします。
例えば、腰が過剰に反ることでお腹がぽっこりと前面に突き出たり、肋骨が外側に開き脂肪が外側に移動することで寸胴体型になったりします。
このように姿勢が崩れてしまうと、体重を落としても体形が整いにくくなります。
■40・50代が行うべき運動2つ
40・50代が痩せ見えするために行うべき、効果的な運動を2つ紹介します。
(1)筋トレ
40・50代の女性に最もおすすめしたいのが、筋肉トレーニング(筋トレ)です。
筋肉量を増やす効果が高いため、引き締まった美しい体形を作りやすくなります。
また、ジムなどに通わなくても、自宅で器具を使わずにできる“自体重トレーニング”で十分に効果を出すことができます。
つやプラのInstagramでは、さまざまな自体重トレーニングを紹介しているため、ぜひ取り入れてみてくださいね。
(2)姿勢改善エクササイズ
体に負担のかからない、正しい姿勢に改善するためのエクササイズを行うと、疲れにくくなり、スッキリとした体形に変化します。
姿勢改善エクササイズの中で、最も簡単なのが「正しい呼吸の方法」です。
正しい呼吸の方法を身につけると、背骨や肋骨の位置や動きが変化し、整った姿勢を身につけることができます。
年齢が若いときは体重を落とすだけでスリムに見えますが、40代以降はさまざまな体の変化が訪れます。痩せない原因を見極めて、効果的な運動を行い、美しい体形を作りましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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【参考】
※ワコール/著(2000年)『スパイラルエイジング―はじめて見えてきたエイジングの真実』ワコール