「若い頃は、どんなに食べても太らなかったのに」と、40・50代になって身体の変化を感じている人も多いと思います。若い頃と食べる量が変わっていなくても、更年期世代になると代謝の低下によって、脂肪を溜めやすい身体になってしまいます。
運動指導を33年している健康運動指導士の筆者が、40・50代でも痩せている人の習慣をご紹介します。
■40・50代でも痩せている人の習慣3つ
筆者は、アメリカに住んでいたことがあります。アメリカで外食に行った際にふと周りのテーブルを見てみると、特大ピザやコーラ、シェイクなど太っている人の多くは、太りそうなものを食べています。これでは、すぐに太ってしまいますね。
では反対に、いくつになっても美しいスタイルをキープしている人はどうでしょう。もちろん、一生懸命、努力している人もいますが、美ボディキープのために毎日たくさんのことを頑張りたくない人も多いですよね。
40・50代になっても美ボディをキープするためのちょっとしたコツをご紹介します。
(1)ルールをきびしく決めすぎない
ダイエットや運動に対してのルールをきびしく決めすぎていませんか? 無理は禁物。大切なのは、ルールをきびしくすることよりもダイエットや運動を継続することです。
食べたいものを我慢していると、その反動がやってきます。「趣味はダイエット、特技はリバウンド」ということにならないように、自分が我慢せずに毎日できることからやってみましょう。
小さなことでも継続が大事。例えば以下の項目のようなちょっとしたことを心掛けてみてください。
・こまめに動く
・食前に水を飲む
・しっかり噛んで食べる
・食時の際は、野菜や汁物から
・食べ過ぎたら、次の日の食事で調整する
無理をしてリバウンドを繰り返すよりは、毎日できる小さなことを行いましょう。
(2)毎日、全身が映る鏡で自分の裸を見る
毎日、全身が映る鏡で自分の裸を見るという習慣は、「運動をしたり、食事内容を変更するのは面倒くさい」という人におすすめです。
自分の全身を裸で見て、太りやすいウエストまわりやお尻のラインなどをしっかりと見るようにしてください。食べ過ぎた日にはお腹周りがぽっこりしていたり、ウエストのくびれがいつもと違うなどのことに気がつくはずです。
服を着ている状態で全身を見て、「太ったかな?」と感じる時には多少の体重増加の域を超えている可能性が高いです。“早期発見”が大切なのは病気だけでなく、体重増加も同じことと覚えておきましょう。
(3)毎日、体重計にのる癖をつける
毎日、体重計にのっていますか? 筆者はこれを30年以上続けています。
2〜3キロのアップダウンは気にせず、とにかく毎日、体重計にのってみてください。小さな気づきが大切です。
久しぶりに体重計にのって自分の体重増加におどろかないためにも、全身が映る鏡のそばに体重計を置いておきましょう。なるべく、体重の増減の幅を小さくすることを意識してください。
目標やルール設定をきびしくしすぎて3日坊主で終わらないためにも、継続することが大切です。ちょっとした何気ない習慣が、40・50代のスタイルキープにつながります。「美は1日にしてならず」という言葉を忘れないようにしてくださいね。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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