年齢とともに、シミやシワ、くすみなどの悩みが多くなりますよね。美容液やスペシャルケアを使っていても、なかなか満足できる結果が出ないという時は「洗顔」を見直してみませんか。
肌育美容家の筆者が、40・50代が選ぶべき洗顔料と、正しい洗顔方法をご紹介します。
■40・50代にぴったりな洗顔料の選び方
毎日行っている「洗顔」は、実は一番おろそかになりがちなルーティンです。
自分の肌に合ったアイテム選びはスキンケアの基本です。まずは、40・50代に合った「洗顔料の選び方」をチェックしていきましょう。
落としすぎない洗顔料を
皮脂や水分量が減少していく40・50代の肌に、洗浄力の高すぎる洗顔料はNGです。
とくに洗顔後につっぱりを感じているなら、皮脂や水分を落とし過ぎている可能性があります。
保湿成分の「セラミド」や「ヒアルロン酸」が配合されているもの、肌にやさしい「アミノ酸系洗浄成分」で作られているものを選べば、マイルドな洗い上がりが叶います。
泡立て不要な「泡で出るタイプ」を
洗顔料の泡立てが不十分だと、手で肌を必要以上にこすってしまい、肌にダメージを与える場合があります。摩擦を防ぐためには、泡で出てくるタイプを選ぶとよいでしょう。
密度の高いきめ細やかな泡はクッションのように摩擦を軽減しながら、汚れや余分な皮脂を絡め取ってくれます。朝などの慌ただしい時間に泡立てる手間も省けるため、時短にもつながります。
週に1度のスペシャルケア用を持つ
毎日きちんと洗顔しているつもりでも、ゴワつきや毛穴の黒ずみは気になりやすいもの。年齢を重ねた肌は、不要な角質を落とす力が弱まっています。
そこで、週に1度のスペシャルケア用洗顔を用意しておきましょう。肌悩み別に、おすすめの成分をご紹介します。
・角質によるくすみが気になる:「カオリン」や「モンモリロナイト」などのクレイ配合
・小鼻やTゾーンの皮脂汚れ:粒が小さく刺激が少ない「マンナンスクラブ」入り
・顔色がすぐれない:血行にアプローチする「炭酸」入り
・ざらつきが気になる:「酵素」入りのパウダータイプ
目的に応じた、スペシャルケア用の洗顔料を持っておくと安心できそうですね。
■落とすケアで美肌に!正しい洗顔方法
せっかく良いアイテムを使っても、洗顔方法が間違っていては台無しです。
洗顔方法を見直して、洗顔料の効果を最大限に引き出していきましょう。
泡立てをしっかり行う
洗顔料は、しっかりと泡立てた時に一番効果を発揮しやすくなります。中途半端な泡立てだと、肌の摩擦になってダメージを与えてしまいます。
泡立てネットや、100円ショップなどで購入できる「洗顔泡立て器」を使って、ツノが立つくらいもっちりとした泡を作りましょう。
摩擦を避けてやさしく洗う
手のひらでゴシゴシと洗うのはNGです。泡の上からゆっくりと手を動かすように洗いましょう。特に目元はデリケートなパーツなので、指の腹で押さえるくらいの力で十分です。
また、肌荒れを起こしやすいフェイスラインまで、しっかりと泡を行き渡らせて洗いましょう。
低めの水温でしっかりとすすぎを
泡切れの良い洗顔料が多くなっているものの、すすぎ残しがあると吹き出物の原因になりやすいです。いつものすすぎ回数よりもプラス2〜3回程度多くなるように心がけて、しっかりとすすぎましょう。
水温は手で触ると、意外と冷たいと感じる30〜32度がベストです。
拭き取りの際は、タオルで顔を軽く押さえる
タオルで水を拭き取るときは、顔の上から軽く押さえるようにして、水分を吸い込ませてください。
肌がデリケートな時は、使い捨てのフェイシャルタオルを使っても良いでしょう。タオルの細かい繊維が顔につきにくくなり、刺激を避けることができます。
普段、何気なく行っている「洗顔」。与えるケアだけでなく「落とすケア」も、大人の肌にはとても大切です。次に使う化粧水や美容液などの効果も、変わってくるでしょう。若々しい肌を目指して、朝・晩の丁寧な洗顔を心がけてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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