肌がキレイな人には、大抵肌に透き通るような「透明感」があると思いませんか? 内側から発光するような肌は、美しく見えるものです。
肌育美容家の筆者が、肌に透明感を出すためのポイントや、透明感をアップする方法についてご紹介します。
■透明感を出すためには?
透明感を出すポイントとは何でしょうか?
まず、「肌のうるおい」を満たすことで、光が当たった時に反射が起こり、内側から輝きを帯びるようなツヤ感が生まれます。また「くすみ」などのないクリアな肌も、透明感に関わる重要なポイントです。
肌の白さに関わらず、透明感のある肌は若々しく見えるもの。エイジングケアをしているのに肌が老けてきたと感じるのは、透明感が不足しているからかもしれません。
毎日のケアを工夫して、透明感を高めていきましょう。
■透明感をアップする方法
肌のうるおいをキープする
加齢などによって肌の水分量が不足すると、透明感を失いやすくなります。また、肌のうるおい不足は、ハリの衰えにもつながってしまいます。
対策方法
水分量を高めながら、機能性に優れたアイテムを活用し、肌の保水力を高めましょう。例えば、下記のようなケアを継続的に行うことが大切です。
・セラミド配合の化粧水を使って、肌のバリア機能を整える
・ヒアルロン酸やコラーゲン配合の化粧水で、肌をうるおいで満たす
・週に1度のスペシャルケアとして、シートマスクを使う
適度な皮脂でナチュラルなツヤを
「皮脂」というと、肌荒れやテカリのイメージがあるかもしれませんが、肌のうるおいにフタをして、水分蒸発を防ぐ役割を担っています。さらに、ホコリや花粉などの外的ストレスから肌を守る働きもあります。
皮脂が不足すると、肌にツヤ感がなくなったり、しぼんだ印象になったりします。適度な皮脂は、透明感アップに欠かせないものです。
対策方法
年齢とともにホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が不安定になったり、不足したりします。睡眠不足やストレス、食生活の乱れに気をつけて、生活リズムを見直してみましょう。
皮脂が不足しがちな人は、スキンケアの最後に、うるおいをキープするためのクリームを重ねましょう。また、皮脂を必要以上にオフしないこともポイントです。
皮脂量が多いと感じている人は、スキンケアの最後にさっぱりとした乳液を使いましょう。
「くすみ」のケアで明るい肌に
肌印象を暗くさせる「くすみ」は、顔全体が濁って見えやすい、透明感の大敵です。
40・50代に多いのは、糖化・カルボニル化による黄ぐすみと、角質によるくすみの2種類です。それぞれ原因と対策を見ていきましょう。
黄ぐすみの対策方法
黄ぐすみの主な原因は、「糖化」と「カルボニル化」が考えられます。
糖化とは、体内のタンパク質と余分な糖が結びついて劣化する現象です。カルボニル化は、コラーゲンやエラスチンが、酸化した脂質の分解物と結びつくことで起こります。
糖や脂質を摂りすぎると、これらを招きやすくなります。まずは食生活の改善や生活習慣の見直しをして、健康的な生活を心がけましょう。
角質によるくすみの対策方法
加齢とともにターンオーバーが乱れて、古い角質が溜まりやすくなると、肌がゴワついて茶色がかったくすみの原因となります。
ピーリング効果のあるパックや、スクラブ剤入りの洗顔料などを使って、ターンオーバーを整えて、むき卵のような肌を目指しましょう。
透明感のある肌には、水分と油分のバランスが整っていて、くすみがないことが絶対条件です。そのためには、毎日のスキンケアをはじめとした、日々の積み重ねが重要となります。年齢を感じさせない、透明感に溢れる肌を目指しましょう。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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