若々しい見た目を叶えるためには、股関節を柔らかく保つことが大切です。固くなることが、体形が崩れてしまうことに繋がるからです。

女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、股関節ほぐしのメリットを解説し、効果的な股関節ほぐしストレッチをご紹介します。

■股関節が固くなると、腰痛・ぽっこりお腹の原因に

股関節が固くなるデメリットは、腰が痛くなったり、姿勢が悪くなってぽっこりお腹になったりすることです。

股関節が固くなると、なぜ腰痛になったりぽっこりお腹になってオバ体型になるのか、解説しましょう。

股関節が固くなると、腰が引っ張られて腰痛の原因に

股関節にある筋肉が固くなることで、腰痛の原因になることがあります。

股関節と腰の骨は繋がっています。腸腰筋という筋肉が、太ももの骨の頭から腰の骨の側部にまで伸びてくっついているのです。

腸腰筋は、股関節を曲げて脚を上げる役割があります。しかし、縮まって固くなることで、腰の骨を前側にひっぱり、腰部に過度な負担をかけることがあるのです。

特に座りっぱなしの人は固くなりやすい筋肉ですから、しっかりと伸ばしておくことが大切なのです。

姿勢が悪くなりぽっこりお腹に

腸腰筋が硬くなることで、姿勢も悪化し、ぽっこりお腹に変化してしまいます。

腸腰筋が硬くなり、腰の骨を前側に引っ張ることで、腰が反り返ってしまう姿勢の「反り腰」に変化します。

反り腰になると、お腹が前に突き出され、ぽっこりとお腹が前に出てきてしまいます。

これらのことから、固くなった股関節の筋肉、腸腰筋をほぐすことが大切なのがわかるでしょう。

■股関節をほぐす腸腰筋ストレッチのやり方

器具も必要なく、床やベッドの上で手軽にできる、股関節ほぐしストレッチをご紹介します。後ろ脚の膝が痛かったら、クッションをおいて行いましょう。

▶ストレッチの動画はこちら！（「つやプラ」公式インスタグラムに移動します）

（1）膝立ちになり、脚を前後に開きます。前足は、脛が自分側にちょっと角度がつくぐらい、大きく前に出してください。

（2）腰を丸めます。鼻から息を吸って、次に口から吐きながら、体をそのまま前側にスライドさせます。

（3）後ろ足の付け根に伸び感を感じたら、そのまま30秒間キープします。

（4）反対側も同様に行います。

注意点

体をスライドさせたときに、腰が反ってしまうとNGです。しっかり腰を丸めたまま、前へスライドさせましょう。ここが大切です。

股関節は特に固くなりやすく、姿勢にも見た目にも影響しやすいところです。しっかりとストレッチを行い、動ける股関節を作り、若々しい体を保ちましょう。

（パーソナルトレーナー　藤本 千晶）

 

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