胸部と比べてお腹まわりは脂肪が付きやすく(浮き輪肉)、シルエットにも現れやすいという特徴があります。

現役パーソナルトレーナーである筆者が、浮き輪肉の原因を解説し、自宅でできる「浮き輪肉解消エクササイズ」をご紹介します。
■浮き輪肉の原因は「姿勢の悪さ」
浮き輪肉がつく原因に、運動不足やカロリーオーバーが挙げられますが、実は「姿勢の悪さ」も関係しています。
長時間横になる習慣があったり、腰が丸まった状態(猫背)が続いたりすると、腹筋(腹直筋)が使われる機会が減少するため、筋肉量が落ちてしまいます。
筋肉が落ちると、その分脂肪が付きやすくなるため、他の部位よりも目立つ「浮き輪肉」の原因となってしまうのです。
横になる習慣は気持ち次第で改善できますが、姿勢には体幹部の筋肉(腹筋や背筋)も関わるため、筋肉を鍛える必要があります。
本記事で紹介するエクササイズで、腹筋を強化しましょう。
■腹筋を鍛えて浮き輪肉解消!立ったままできるエクササイズ
立ったままできる「簡単腹筋エクササイズ」をご紹介します。
(1)足を肩幅程度に開いて立ちます。
(2)手を組んで頭の後ろにつけます。
(3)お腹側に首を90度に曲げます。
(4)息を吐きながら、おへそに向かって背中の上側(胸椎付近)を曲げます。背中の下側(腰椎)を一緒に曲げると、腹筋への負荷が弱くなるので、ご注意ください。

(5)息を吸いつつ胸を張りながら(2)の体勢に戻ります。胸がうまく張れない方は、「肋骨で胸を押し上げるイメージ」で行ってみましょう。

(6)(3)~(5)の動きを15回1セットとして、1日2~3セット目安で実践してみましょう。
お腹まわりは体のシルエットに影響する部分なので、女性にとって「浮き輪肉」は大敵です。「まだ浮き輪肉が付いていない」という方も油断せずに、腹筋エクササイズで体を引き締めましょう。
(パーソナルトレーナー 渡邉 輝)
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