食欲の秋がやってきました。魚に山菜にきのこに、とにかく美味しいものがいっぱい。ついつい食べ過ぎてしまうこともありますよね。
そんな季節に気になるのが、胃もたれ。食べ過ぎると、次の日に胃のむかつきが残ることもあります。食べ過ぎや胃のむかつきに効く市販薬もありますが、どうせならそんな症状すら、美味しい料理で解決しませんか?
食べ過ぎを解消するには、代謝をアップさせることが大切です。温かいスープを飲み、体温をあげましょう。料理研究家である筆者が、「食べ過ぎをリセットできるスープ」をご紹介いたします。
■1:玉ねぎニンジンかぼちゃキャベツのスープ
調味料を使わずに、自然な野菜の甘みだけを楽しむ、すっきりとした味わいのスープです。かぼちゃとニンジンはβカロテンが豊富なので、食べ過ぎによる肌荒れが気になる方に特にオススメです。
作り方
1.玉ねぎ、ニンジン、かぼちゃ、キャベツを同量ずつ、一口大に切って鍋に入れる。
2.1リットル程度の水を注いで強火にかける。
3.沸騰したら中火にして30分程煮出す。
4.ざるでこしてスープにしたら出来上がり。
■2:にんじんと豆乳のポタージュ
まろやかな口当たりがカラダにやさしい一品です。ニンジンの抗酸化作用と、豆乳に含まれる大豆イソフラボンに美肌効果も期待できます。
作り方
1.ニンジン1/2本程度を薄切りにし、水1カップと一緒に鍋に入れ柔らかくなるまで煮る。
2.塩と豆乳1/2カップを加えて沸騰直前まで温める。
3.ミキサーにかけてなめらかになったら出来上がり。
■3:昆布と干し椎茸のだし汁スープ
醤油のみのシンプルな味付けが、上品な深い味わい。干し椎茸が含むビタミンDには肌の修復効果を高める働きがあり、昆布は肌や髪を美しくします。
作り方
1.昆布と干し椎茸を鍋に入れる。
2.2〜3カップの水を注いで柔らかくなるまで火にかけるだけ。
■4:切り干し大根と玉ねぎのスープ
余計な塩分を使わず、野菜本来の味だけを味わえるスープです。切干し大根は食物繊維が豊富。排泄をうながし、デトックス効果に期待できます。そこに玉ねぎの血液サラサラ効果も合わさると、珠玉の健康スープの出来上がりです。
作り方
1.玉ねぎをスライスし、切干し大根はさっと洗い、2カップの水とともに鍋に入れます。
2.15分ほど煮てから適量の味噌を溶かして完成。
食べ過ぎた日の翌日は、カラダをいたわる必要があります。今回ご紹介したスープなら、胃もたれで食欲がない方でも、美味しく飲んでスッキリできますよ。
(料理研究家 オガワチエコ)
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