骨盤は上半身と下半身のつなぎ目。それだけに、上半身のゆがみ、下半身のゆがみ、両方のゆがみがあらわれる場所です。寝ている間は、重力から解放される時。
寝ている間に、骨盤まわりの筋肉をストレスから解放しましょう。
■骨盤まわりのバランスがゆがむことで起こる身体への影響って?
・下腹にお肉がつきやすい
・パンツのサイズが大きくなる
・ヒップが下がる
・下半身太りを招く
・生理不順
・冷え・むくみ
・便秘
上記のように骨盤がゆがむと、美容面だけではなく健康面へも悪影響を及ぼしますので、ゆがみは改善しておきたいものですね。
これからご紹介する、寝る前に簡単に行える「骨盤ストレッチ」を習慣化し、日々の生活の中で骨盤を整えましょう。ストレッチで、ゆがんだ骨盤は、その日のうちにリセット!
■骨盤矯正ストレッチ3つ
骨盤を動きやすくするストレッチ
(1)片脚の膝を抱えます。
(2)息を吸って脚を引き寄せ10秒キープ。
(3)ゆるめて再度引き寄せます。
(4)3回程度行い、反対側の脚も同様に行います。
※骨盤の後ろ側を支えるヒップ・ハムストリングスの筋肉をほぐします。
骨盤の高さを整えるストレッチ
(1)足をヒップのそばに置きます。
(2)息を吸って吐きながらヒップを上げ10秒キープ。
(3)ゆるめて再度アップしてキープ。これを3回行います。
※エクササイズではありませんので、骨盤を高く上げる必要はありません。
骨盤が左右に傾いていないことを意識して行ってください。
骨盤の動きをスムーズに!ゆがみを整えるストレッチ
(1)膝を曲げて抱えます。
(2)呼吸を止めずに、骨盤の上の骨の左右に体重をのせるように体重移動させます。
(3)リズミカルに30回行い骨盤~腰にかけての筋肉をほぐします。
※腰をひねる動作ですので、腰にトラブルのある方は、十分に注意しながら行ってください。
骨盤は、何枚もの骨から構成されており、ゆがみやすいパーツです。一日のゆがみを翌日に持ち越すと、それが重なり、改善しにくくなってしまいます。寝る前に、日常の緊張を取ってリラックスし、骨盤を良い状態のままキープしましょう。整体やエステなどのスペシャルケアよりも、日々のケアが美を保つために重要です。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂 靖子)
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